1964年に登場し、現在もたいへん人気のある『Mustang(ムスタング)』。スチューデントモデルとしての立ち位置ながらもレギュラーモデルにも劣らぬウッドマテリアルやパーツによって、手軽にフェンダートーンを楽しめるギターとして人気を博しました。
今回入荷は1968年頃の出荷品。レッドボディにローズウッド指板という人気の組み合わせの1本です。
【ボディ】
全体重量は約3.3kg。モデル発足初期からのオリジナルカラーであるポップなレッドがいいですね。年式相応のウェザーチェック、エルボー付近やボディ外周の塗装剥げ、ボディ下部のスタンド焼け部分、打痕、金属パーツの若干のくすみ等はみられ、ヴィンテージ楽器らしい雰囲気の良いコンディションです。アームバーは欠品しております。
【ネック】
ネック材はメイプル。フィンガーボード材はローズウッド。ストラトなどよりも短い、24インチスケールが採用されています。「OFFSET Contour Body」のデカールは貼られない時期のものですね。ヘッドトップ/バックのウェザーチェック、ネック裏の使用による塗装剥げ、金属パーツのくすみがみられ、ボディ同様ヴィンテージ楽器らしい雰囲気があります。チューナーはいちど社外製のものに交換歴があり、現在は古いFキーに戻してあります。ペグブッシュは交換済みです。巻き具合の固さに若干のバラつきはみられますが、しっかりと機能します。フレット/ナットはいちど交換済みで、プレイアビリティは良好です。ヘッド厚15.6mm。ナット幅41.0mm。程よい厚みのある比較的しっかりとしたネックシェイプが特徴です。
【電装系】
ムスタングおなじみのコントロールは【マスターボリューム/マスタートーン/各ピックアップセレクタースイッチ】。ピックアップセレクターのスイッチング次第でインフェイズ/アウトオブフェイズのミックスサウンドを作ることができるおなじみのコントロール。ピックアップはこの時期によくみられるブラックボビンを2基搭載。ピックアップを含めコントロール系のパーツは当時のコンディションをキープしております。
小ぶりなスケールならではの柔らかいテンション感と相まって、歯切れよく軽快なアタックと、どこか甘さを含んだミッドレンジが印象的。フロントでは丸みのあるウォームなトーン、リアではブライトでエッジの立ったサウンドが得られ、両者をインフェイズでミックスすればハリのあるカッティングに最適なきらびやかさを、アウトオブフェイズでは中域が削がれた独特のスリムでファンキーな質感を生み出します。クリーンはもちろん、軽くドライブさせた際の心地よい質感も魅力です。
付属品:Fenderシルバーハードケース
Weight:3.3kg
Neck Material/Scale Length:Maple 1 piece/609.0mm(24inch)
Fingerboard/Fret Marker/Radius:Rosewood round laminate/Pearoid dot,22 Fret/184.15mm(7.25inch)
Nut Width/Fret Size(width):41.0mm(replaced)/2.1mm(replaced)
Neck Thickness(1F/7F/12F):21.5mm/22.8mm/23.7mm
Capacitor:Dilectron CircleD 50V
Pickup(Neck/Bridge):Fender Mustang Black Bobbin Singlecoil(5.75kΩ/5.6kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
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