日本ビザールギターの代表格、テスコ（アヲイ音波研究所）の歴史は古く、戦後間もない1946年に創業。スティール・ギターやピックアップ、アンプの製造から始まり、その後ソリッドギターの製造が始まるとエレキブームの波に乗る形で国内外で販売数を伸ばしました。
今回入荷は輸出ブランド「Del Rey（デル・レイ）」名義で出荷されたE-120です。
【ボディ】
全体重量約2.2kg。非常にコンパクトなボディは見た目通りの軽量個体ですね。傷や打痕、金属パーツのくすみなどのダメージこそあるものの、シックなサンバーストの塗装はきれいな艶をキープしており、年式を考慮すればかなりキレイなコンディションと言えるでしょう。
【ネック】
ネックはボディ同様のサンバーストカラーに着色され、塗装浮きやネックサイドの傷などダメージが見受けられるもののこちらも比較的キレイなコンディションです。チューナーは巻きの硬さにバラつきがありますがしっかりと機能しています。フレット／ナットはそこそこ消耗しておりネックはやや波うちがあります。ピッキングによりラフな鳴りとなることがあるものの現状で極端なビビりや詰まりはございません。ナット幅約42.8mm。この手のギター特有の、ある程度太さのある丸みを帯びたネックシェイプが特徴です。
【電装系】
コントロールは【1ヴォリューム／1トーン／ピックアップON-OFFスイッチ／ソロ-リズムスイッチ】、スイッチ類はこの時期に多いシーソースイッチタイプです。ピックアップはオリジナルのシングルコイルピックアップが1基。ソロ-リズムの切り替えやトーン操作でヴォリュームが大きく落ちるポイントがあるものの、シャープで意外にもパワーのあるサウンドが魅力です。
付属品：ソフトケース
Weight：2.2kg
Fingerboard：Rosewood
Nut Width：42.8mm
Fret Width：1.5mm
Neck Thickness（1F／7F／12F）：24.2mm／24.6mm／24.8mm
Pickup：Teisco Singlecoil（6.9kΩ）
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
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