デザインから組み込みに至るまで、圧倒的技術力を誇るESPならではの魅力を実感できる「Exhibition Limited 2021」が入荷！

ESPが提案する、オーダーメイドの魅力を凝縮。
オーダーメイドギター/ベースの先駆者的存在であるESPが、これまでの豊富な経験や知識に基づいて実際に製作、視覚的にオーダーメイドの魅力を分かりやすくユーザーに提案するExhibition Limitedシリーズ。
長年収集してきた膨大な木材のストックの中から、希少な木材を贅沢に使用して、非常に手間のかかる木材加工や、実験的な意味合いの強い特殊な塗装、ハンドメイドで製作される特別なハードウェアなど、これまで蓄積してきた匠の技を結集して製作される本シリーズは、最高のサウンドと美麗なルックスが高次元で融合された、まさに至高の逸品です。

例年と同じく2021年のExhibition Limitedも魅力あふれるギター/ベースが数多く制作されましたが、その中から3本をグランディ＆ジャングルが獲得致しました。
こちらはトラディショナルなスタイルの進化形として人気の高いMYSTIQUEをベースに製作された1本。

オフセットデザインのボディはレギュラーラインナップのMYSTIQUEとは異なるフラットトップ仕上げで、トップ材には「REXウッド」と呼ばれる素材を採用。このREXウッドは木材を塗料などと一緒に特殊な容器に入れて真空状態にして含侵させる手法で作られております。バックアイバールのような木材も均質な硬度に安定化されて硬度自体も超硬質な素材となり、木材の内部に塗料が含侵することで独特の色になり杢目も強調されるようになります。
また、REXウッドはルックスだけではなくトーンウッドとしても素晴らしく、適度な厚みでトップ材に使うことで優れた音の伝導性を発揮する特性を持っております。
ボディバックにはREXウッドとの相性の良さからローステッド処理が施されたアッシュ材を採用。さらに、ボディエンド側に対してボディネック側が約10ミリ薄いテーパー構造とすることで、フロントピックアップセレクト時でも音がブーミーになりすぎず、かつリアピックアップでは厚みのあるサウンドがアウトプットされ、さらにボディエンド側が厚くなっていることでサスティンの向上にも役立っております。
なお、ローステッドアッシュはREXウッドと相性が良い木材ということで今回のExhibition Limitedでも「REXウッド+ローステッドアッシュ」のボディは多く製作されましたが、その一方で近年ではアッシュ材も貴重な木材になりつつあるため、1ピース材の採用はExhibition Limitedならではの贅沢なスペックといえるでしょう。

極端に細身ではなく握りやすいスリムUシェイプのネックはインディアンローズウッド材を採用。音の芯が適度に硬くなるローズウッドネックの特性がテーパー構造にREXウッド+ローステッドアッシュボディのクリアさと見事にマッチして、いつまでも弾き続けたくなる心地良さが堪能できます。REXウッドとパールを組み合わせたインレイが施されてREXウッドのバインディングが巻かれた指板は上質なココボロ材が採用され、ジェスカー製フレットが丁寧な仕上げで打たれております。

指板と同じココボロのカバーが取り付けられたピックアップはセイモア・ダンカンのカスタムショップ製59/JAZZ Hybrid（フロント）と59/JB Hybrid（リア）を搭載。どちらも異なるモデルのコイルを組み合わせたカスタムショップならではのピックアップですが、ダンカンの59やJAZZ、JBといえば長年にわたって定番モデルとして高い人気を誇るだけにトーンニュアンス自体は非常に使いやすく、適度なパワー感を持ちあわせているので幅広いジャンルで使用が可能です。
ブリッジにはESP Custom LabのFB20-6 Brass -Direction-を採用。Exhibition Limitedのために開発されたブリッジで、サイドとバックの壁に厚みを持たせプレートの質量を増すことでロングサスティンとタイトなローエンドを生み出すと共に、多面カットにより安定した右手のホールド感が得られます。また、ブリッジ前側の両端にも取り付けビスを設けてギター本体への固定を確実なものとしています。
このブリッジとエスカッションには彫金が施されており、ボリューム＆トーンノブとスイッチノブ、スキャロップ加工が施されたナットのブラス素材は全てアンティーク仕上げとなっております。

通常のオーダーメイドやリミテッドモデルで封入される認定証は紙で作られますが、このExhibition Limitedは認定証がアクリル板で作られており、さらにハードケース内に取り付けられている特別仕様。しかも、ハードケース自体も重厚な仕様の特別な物が付属いたします。
芸術的な仕上がりもさることながら、実際に弾いてみると非常にバランスが良く、ストレスの無い鳴り方をしておりエレクトリックギターながらも生音でも心地良いサウンドが楽しめます。
ESPならではの卓越した技術と長年培われてきた楽器製作のノウハウ、さらには革新的で新しい手法への挑戦といった職人の方々の意気込みが凝縮された、まさに究極とも呼べるシリーズ。
世界に1本のみの珠玉のアイテムであるだけでなく、毎年Exhibition Limitedはそのほとんどが海外での流通となるため国内では滅多に販売されません。
価格的には高額なギターですが、それだけの「価値」を必ず感じ取っていただけるであろう、一生物の1本です。