元Sadowsky NYCビルダー、LISAによる新ブランド「L.E.H. Guitars」

「楽器に込められたインスピレーションを最大限に引き出す」
オレゴン州ポートランドに拠点を置く L.E.H. Guitars。ビルダーの L. Ellis Hahn は、ニューヨークで最高のギターショップ Sadowsky Guitars で長年ショップマネージャーを務め、Single Cut シェイプの開発にも携わり、過去何百本の楽器を製作してきました。その豊富な知識と経験を活かし、伝統を踏襲しながらも現代的な新しいアイデアをブレンド。どんな姿勢でも快適に演奏でき、どんな環境のギグにも一緒に連れていける楽器をハンドメイドで製作しています。

L.E.H. Guitars ビルダーの L. Ellis Hahn が思い描く理想的なボディシェイプ、頑丈で、使い勝手が良く、どんな環境のギグにも一緒に連れていける楽器を具現化するというアイデアから生まれた The Offset。長く親しまれてきた伝統的なアイデアに加え、より頼りになる楽器になるように、現代的で新しいアイデアをブレンドすることで、楽器全体にインスピレーションを与えています。立って弾くことはもちろん、座って弾いてもボディが自然と体に馴染むように、既存のデザインをまっさらな木の上に大まかに描いてから、完璧にバランスが取れるようになるまで成形。ウエストカーブの上の部分だけボディをチェンバー加工することで、ボディとネックの重量バランスをうまく釣り合いがとれるようにしています。ウッドマテリアルには、トップには個性的なコットンウッド（ポプラの一種）のバール材を、バックにはオクメに上記の加工を施したものを採用。サウンドのピークやクセを抑えたまとまりの良いサウンド特性を持ちます。ネックは通常よりあえて若干太めのシェイプを採用していますが、低めの弦高設定により握りづらさは皆無で、流れるような運指をサポートする抜群の演奏性を誇ります。このしっかりとしたネックによるサウンドの芯の太さは、良い意味でSadowskyとの差異を強く感じさせる部分で、ブランドの個性を強くしている部分でしょう。

ハイポジションへのアクセスがスムーズになるよう、1 弦側のカッタウェイ部分を削り、より長いサステインを得るためにネックジョイント部を大きく設計。あえてブーストのみにカスタムされたノードストランド製プリアンプ EQ のコントロール部には、一目でポジションが確認できるよう、ミキシングコンソールでよく使用されているフェーダータイプを採用。同じくノードストランドPUの、ボディ鳴りを活かすフラットかつワイドレンジなサウンドを基本としながらも、かなり効きの良いEQ（裏パネル内のミドル可変も可能）により、かなり派手なブーストサウンドまで、積極的なサウンドメイクも可能です。フェーダー以外にも、Volume、Balance、Tone のコントロールを搭載し、プリアンプをバイパスも可能です。

Sadowsky工房で培ったスキルとセンスを存分に活かしつつも、よりユニークかつ現代風なサウンド/使用感に仕上げられた、新たなハイエンドブランドの息吹を一早くご体感ください。