現在ではGibson(ギブソン)の姉妹ブランドとしておなじみのEpiphone(エピフォン)ですが、1950年代後半のギブソン社の経営母体CMI(シカゴミュージカルインストゥルメンツ)による買収以前は、特にアーチトップの分野においてギブソンのライバルとして躍動していた歴史あるブランドであります。CMI買収以降は、ソリッドボディモデルの生産も始まり、世界中のギターファンに愛される魅力的なモデルが多数誕生しました。
Epiphone(エピフォン)ブランドの人気モデル『E-230TD Casino(カジノ)』。1961年のデビュー以来、マイナーチェンジや生産工場を変えながら現在でもリリースが続く定番モデルです。超有名アーティストから世界中のプレイヤーまでが愛用し、現在ではポピュラーなエレキギターとして認識されています。
今回入荷は1965年ごろ出荷の2ピックアップバージョン。ブラウン気味まで褪色した美しいサンバーストカラーにヴィブラートユニット「Tremotone(トレモトーン)」搭載の素敵な1本となります。
【ボディ】
全体重量は約3.1kg。ボディ材はメイプルのホロー構造。16インチ幅のダブルカッタウェイシェイプにセンターブロックのないボディ構造は、ギブソンブランドのES-330Tと同様の作りとなります。ボディカラーは褪色が進みロイヤルタンに近い美しいサンバーストカラー、「e」マーク入りのトレモトーンが素敵な雰囲気です。年式相応のウェザーチェック、少々の打痕、パーツのくすみはみられますが、かなりきれいなコンディションをキープしております。
【ネック】
ネック材はマホガニー。フィンガーボード材はローズウッド。細かな打痕が少々、ブランドロゴまわりやネック裏のウェザーチェック、金属パーツのくすみ等はみられますが、ボディ同様かなりきれいなコンディションといえるでしょう。チューナーは巻き具合の固さに多少のバラつきはみられますが、しっかりと機能しています。フレット/ナットは少々減りがみられますが、プレイアビリティは良好です。ナット幅はナローピッチの時期では比較的広めの41.5mm。比較的厚みのあるしっかりとしたネックシェイプが特徴です。ヘッド角はほぼ14度となります。
【電装系】
コントロールはオーソドックスな【3wayピックアップセレクター/2ボリューム(フロント-リアポジション)/2トーン(フロント-リアポジション)】となります。トーンキャパシターはブラックビューティ―を2つしっかりとキープ。ピックアップはP-90を2基搭載。コントロール系のパーツはピックアップを含め当時のコンディションをキープしております。
1960年代のP-90ピックアップとセンターブロックを持たないホロウ構造の軽量メイプルボディが相まって、クリーンでは乾いた箱鳴りが前面に現れ、軽く歪ませれば中域が前に出るブルージーなドライブが得られるのが特徴、エアー感のあるアタックとミッドにハリのある独特のカジノトーンといえるでしょう。1960年代後半といえば、英国ロックを中心にP-90搭載のカジノが多くのアーティストに使用され、コードワークから繊細なアルペジオ、さらには荒々しいクランチサウンドまで幅広く対応した時代。本機もまさにその系譜にあるサウンドキャラクターを備えており、当時の音楽背景を色濃く感じさせる一本といえるでしょう。
付属品:ブルーチップボードセミハードケース
Weight:3.1kg
Body Material(Top/Rim/Back):Laminate Maple 1 piece/Laminate Maple/Laminate Maple 1 piece
Neck Material/Scale length:Mahogany 1 piece/624mm(24-1/2inch)
Fingerboard/Fret Marker/Radius:Rosewood/Pearloid Single Parallelogram/254.0nn(10inch)
Bridge/Tail:Gibson ABR-1, chrome/Epiphone Tremotone Vibrato, nickel
Nut Width/Fret Size(Width):41.5mm/2.6mm
Neck Thickness(1F/7F/12F):20.6mm/23.7mm/25.3mm
Capacitor:Sprague Black Beauty 400V
Pickup(Neck/Bridge):Gibson P-90 Singlecoil Dog Ear(8.0kΩ/8.1kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
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