【リユースコラム】ご自宅に眠っているウクレレ、カマカかも？

KAMAKAとは

ウクレレという楽器が市場に流通しはじめたのは約110年前と言われており、まだこの世に生をうけて間もない楽器です。

1916年に設立され、ウクレレの歴史とほとんど同じ長さをもつブランドが「KAMAKA（カマカ）ウクレレ」です。

KAMAKAウクレレは、”ウクレレ界のジミヘン”こと「ジェイク・シマブクロ」や、ビートルズの「ジョージ・ハリスン」、”ウクレレレジェンド”「ハーブ・オオタ親子」、美しきウクレレプリンセス「タイマネ・ガードナー」を中心にウクレレ界の主要アーティストの大多数が使用しています。

私たちが「ウクレレの音」をイメージするときに流れる音は、ほぼ「カマカの音」だと言っても過言ではないくらいです。

KAMAKA ウクレレは年代によって価値が変わる？

そんなカマカのウクレレを調べる際、目安の一つがサウンドホール内のラベルです。

ラベルなどから、下記のように5つの時期に分類しています。

1.	黎明期	1916～1930年代
2.	ゴールドラベル期	1940年代から1960年代
3.	ホワイトラベル期	1970年代から1990年代
4.	ホワイトラベル終了	2015年まで
5.	現在	2016年（100周年）以降

上記の1～3の中で現在、特にヴィンテージ的価値があるのが黎明期のパイナップル型のモデルです。

ウクレレ3本が並んだ上画像の真ん中がパイナップル型

実は、このパイナップル型のウクレレはカマカが元祖。
当時の社長がウクレレのくびれた部分を作るのが大変だったからウクレレ自体を楕円形にしたところ、パイナップルみたいな形で素敵！となり、カマカ社が意匠パテントを取りました。

さらにその中でも、デカール（水で貼るシール）が綺麗に残っているものはかなり価値があります。
デカールは少し擦っただけでも剥がれてしまいますし、風化もしますので、これがよい状態のものは数十万円で取引されます。

また、ゴールドラベル期もファンが多く、民族楽器らしい骨太でエネルギッシュなサウンドが多くのウクレレプレイヤーを魅了しておりますよ！

カマカには日本製もある

日本の一部ファンの間で密かな人気をもつ「カマカケーキ」というシリーズは、価格は抑えめながら、一時期日本製だったこともあります。

「ケーキ」はハワイ語で「子供」という意味。子供でも買えるお手頃カマカというニュアンスです。

色々なバリエーションがあるカマカ・ウクレレ。

もしご自宅に眠っているカマカやその他ウクレレがありましたら、ぜひイケベリユース、アコースティックステーション、ハートマンギターズにお持ちください。

思わぬプライスになるかも知れませんよ！

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