#ドラステ松山の比べてみました「Zildjian Sweet Ride 23」
ドラムステーション大阪プレミアム 松山です!
いつもジャズにオススメのドラム機材を紹介している私ですが、類似スペックの機材を徹底比較していくシリーズ、題して「#ドラステ松山の比べてみました」!「#ドラステ松山のジャズにオススメの機材」シリーズも引き続きアップしていきますので是非ご覧ください^^
早速今日は、23インチのライドシンバル2枚を徹底比較していきたいと思います!
A Zildjian Sweet Ride 23(写真左) / K Zildjian Sweet Ride 23(写真右)
皆さんもおなじみのZildjianシンバルから、”Sweet”という名前が付いたモデル。名前の通り、柔らかくメロウな響きが特徴のライドシンバルです。
そもそも、「A Zildjian」と「K Zildjian」って何が違うの?
代々シンバル作りを行ってきたジルジャン一家のアベディス二世の死後、弟のケロップが技術を継承し作られたのが「K Zildjian」、アベディスの息子アラムがケロップから技術を継承し作られたのが「A Zildjian」です。
現在もそれぞれの製法が受け継がれており、どちらもZildjianの伝統的なシリーズです。全体的に、A Zildjianは高音域のブライトなサウンドが特徴で、K Zildjianは低音域のダークなサウンドが特徴です。
ライブハウスやスタジオによく置いてある「A Zildjian」は、ドラマーにとってはとても馴染みのあるシンバルかもしれませんね!
一方、ジャズ箱なんかに行くと高確率で「K Zildjian」が置いてあったりします。ジャズ出身の松山は高校生当時、「K Zildjian」を初めて叩いたときに音が良すぎて衝撃を受けたことは今でも忘れません。。(それから通称 Kジル貯金 を始め、現行最上位モデルをゲットしたのです。。)
余談は置いといて、そんな2つのモデルを叩き比べてみましたが、くっきりはっきりそれぞれの特徴を肌で感じたのでそのままお伝えしたいと思います!
【#ドラステ松山の比べてみました】
— ドラムステーション大阪プレミアム (@drumstation_osk) May 23, 2021
・Zildjian「A Zildjian Sweet Ride 23」https://t.co/A1J1wm89OF
・Zildjian「K Zildjian Sweet Ride 23」https://t.co/3d434ov4LW pic.twitter.com/EbdbArXFkL
A Zildjian Sweet Ride 23
基本明るめのトーンを持ったA Zildjianシリーズにしては、こちらの「A Zildjian Sweet Ride 23」は叩いてみて若干ダークな印象を受けました。もちろん、A Zildjianの持つ固く瞬発力のある音色を基盤としたサウンドで、高めのピッチで芯のあるピンク音の鳴りが得られますが、その鳴りは少し柔らかくどこか甘い雰囲気を醸し出しているように感じます。
K Zildjian Sweet Ride 23
反対に、基本暗めのトーンを持ったK Zildjianシリーズにしては、「K Zildjian Sweet Ride 23」は若干ブライトな印象を受けました。特有の深いサウンドは保ちつつ低音域のトラッシーな響きは若干抑えられ、比較的輪郭のはっきりした粒立ちが得られます。
今回叩いてみた個体は、A Zildjianが3010g、K Zildjianが2870gと重量の差はありましたが、エッジの厚さはあまり変わらず、重量も含めてA ZildjianとK Zildjianそれぞれの特性がサウンドに反映されているように感じます。
また、レガートをした際の倍音が、A Zildjianは発音のピッチやトーンのまま響くためトータルでサウンドにまとまりがある一方、K Zildjianは発音のピッチやトーンよりも低音域で響き、一打で発音と倍音の分離ができるためより広がりのあるサウンドが得られます。
2枚とも、明るさと暗さ、硬さと柔らかさ、そのどちらも持ち合わせたシンバルたちです!とにかくちょうどいいんです。。
K Zildjianの方はよく見ると細かいハンマリングの跡が見えますね。このハンマリングによってより奥行きのあるサウンドが得られ、得意のリッチなサウンドを演出しているのでしょう。K Zildjianのこの落ち着いた温かいサウンドは、とっても心地良く人気の秘訣ではありますが、やっぱりシンバルは目立ってなんぼ!という方にはA Zildjianの方がおすすめです。
低音が鳴りやすいドラムセットとしっかり音の分離ができ、何より明るいサウンドはシンバルの醍醐味です!2枚とも、23インチと大口径なことで表現幅も広がり、ピング音が埋もれることも無く、もちろんクラッシュをしてもとっても気持ちの良いサウンドが得られます。もちろんジャンル問わず大活躍間違いなしです!
実はこちらのシリーズ、21インチ・23インチだけが製造されているんです!これもまたちょうどいいんです!奇数インチのシンバルってなんかかっこいいですよね!標準的な20インチや22インチに少し飽きてきた方も新たな可能性を見つけられるかもしれません。。
以上、今回は、A Zildjian Sweet Ride 23 と K Zildjian Sweet Ride 23
この2枚を徹底比較しました!シンバル選びの参考にしていただけると幸いです(^^♪
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