2-2 エフェクトコントロール ~Play’n IKEBE GUITAR MANUAL~
ギターの音を自由に変化させる「音の調味料」のようなものがエフェクターです。ギター本体やアンプだけでは作れない、歪(ひず)んだロックな音や、広がりのある幻想的なサウンド、ゆらゆらと揺れる独特の響きなど、さまざまな効果を加えることができます。
エフェクターは一般的に、ギターとアンプの間に接続して使用します。足で踏んでON/OFFを切り替える「ペダル型」が多く、ライブや練習でも手軽に使えます。
初心者の方は「エフェクターって難しそう…」と感じるかもしれませんが、シンプルなものも多く、1つ試してみるだけでギターを弾く楽しさがぐっと広がります。
まずは基本的な種類を知り、自分の好きな音を見つけてみましょう。
エフェクターの種類
歪み系・ダイナミック系
「歪 (ひず) み」は、エレキギターの基本サウンドと言っても過言ではないでしょう。
また、歪み系にコンプレッサーを加えて、ダイナミック系エフェクターと呼ぶ場合もあります。
オーバードライブ
真空管アンプの歪みを模したマイルドなドライブサウンドで、ロックを始め幅広く使われる歪み。ピッキングのニュアンスやギターのコード感も伝わりやすく、真空管アンプのブースターとしても使用されます。
ディストーション
ハードで刺々しいメタリックな歪みサウンド。 一般的にはオーバードライブより歪みが深い。メタルやハードロック、またサスティーンが伸びるのでギターソロなどで使われています。
ファズ
割れて潰れたような荒々しいサウンドが特徴。メーカーやモデルによって様々なキャラクターを持ち、歪みに彩りを添える音色として最近ではグランジ/オルタナ系やパンク系でも多く使われています。
モジュレーション系
音の位相や振幅を加工し原音と組み合わせることで、うねりや揺らぎを生み出します。
トレモロ
周期的に音量を上げ下げして揺らぎを生み出します。古いフェンダー社などのアンプにも搭載されていました。
トレモロを探してみる
空間系
残響音や反響音を加えて、空間的な広がりを生み出します。
リバーブ
トンネルや教会、ライブハウスのような残響を加えることで、音の広がりと臨場感をアップします。ただし掛けすぎると音が周りすぎて何を演奏しているか分からなくなるので要注意です。
フィルター系
その音の周波数全体の中で、一定の帯域をカット、ブーストしてサウンドを変化させるのが、フィルターです。
ワウ
足踏み型のペダルワウと、オートワウ(エンベロープフィルターとも言う)があります。ペダル・ ワウはペダルの踏み込み角度によって、オート・ワウはピッキングの強弱や時間変化によって「ワウワウ」と喋っているような効果を出します。
イコライザー
特定の周波数帯域をそれぞれ個別にコントロールするエフェクター。ミッドレンジを上げてギターソロが引き立つ音色を作ったり、逆にミッドレンジを下げていわゆる「ドンシャリ」なメタルサウンドを作ったり、幅広いサウンド・キャラクターを作ることが出来ます。
アンプシミュレーター
一般的なエフェクターとはやや趣が異なりますが、ギターアンプやスピーカーキャビネットの動作特性や周波数特性をモデリング化し、アンプから音を出しているかのように音質を変えます。歪み効果や残響音と組み合わせてより臨場感を出す場合が多いです。
ハーモニー系
原音に加え、音階の違う音を発することができます。
マルチエフェクター
前述した複数のエフェクター機能を一台に収めたエフェクターがマルチエフェクターです。機種によってエフェクト搭載数は異なります。大部分の機種では2個以上のフットスイッチが搭載され、複数のエフェクターを同時に切り替えることができるので、スイッチ一つで次々と切り替えることができます。持ち運びや接続の手間、多数のコンパクトエフェクターを買うよりも安上がりな場合が多いなどメリットも多いですが、単体のコンパクトエフェクターには音色や操作性などそれにしか出せない魅力というものもあります。
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