3-2 弦の張替え ~Play’n IKEBE GUITAR MANUAL~

ギターの弦は消耗品。弦が錆びたり古くなると、音に輝きがなくなり、チューニングも合わなくなってきます。「なんだか音がイマイチ…」と感じたら、弦の交換時期かもしれません。
このページでは、初心者でも簡単にできる弦の張替え手順を紹介します。必要な道具、基本の張り方、そしてロック式トレモロ搭載ギターの交換方法も解説。ポイントを押さえれば、スムーズに作業が進められます。
ギターやベースを弾くには欠かせないことなので、しっかりと覚えましょう!

基本の張替え方

用意するもの

  • 交換用の弦
  • ギター専用ニッパー

お持ちでない場合はこちら

やり方

古い弦を外す

必ず弦を緩めてからニッパーで切り、ペグとブリッジから外します。

ブリッジに弦を固定

新しい弦の太さが間違っていないか確認しましょう。

ブリッジ部分の弦の固定方法は
ブリッジのタイプにより異なります

シンクロナイズドトレモロの場合:ボディの裏側から弦を通します。

テールピースタイプの場合:テールピースの後ろから弦を通します。

ダブルロック式トレモロの場合:カットした弦をインサートブロックで固定します。

ベースの場合:ブリッジの後ろの穴から弦を通します。

新しい弦をペグの穴に通す

ペグ1.5~2個分あたり先で軽く折り曲げておきます。

この時、なるべく弦がねじれないようにするのがコツです。
弦がねじれているとビビリやチューニングが安定しないなどの原因となります。

弦を巻く

折り曲げたところまで弦を戻して、内側から外側へ、軽く引っ張りながら弦同士が重ならないように、下へ下へと巻いていきます。

余った弦を切る

ある程度巻き終わったら、弦の余った部分をニッパーで切り落とします。

3-5の作業を全弦分繰り返す
チューニング

緩みが無くなるように、弦を何度か引っ張りながら、安定するまでチューニングを繰り返します。

チューニングのやり方はこちら

ロック式トレモロの場合

最初に用意するもの

  • 交換用の弦
  • ギター専用ニッパー
  • 六角レンチ
  • ブリッジを固定する為の布

お持ちでない場合はこちら

やり方

ブリッジとボディの間に布を挟む

弦を緩めてもブリッジユニットが下がらないように、隙間にクロスや布などを挟みます。

ヘッド側のロックナットを緩めて外す

どの弦に使われたものか分かるようにしましょう。部品を無くさないように!

弦を外す

ペグを回してすべての弦を緩めます弦に張りがある状態でブリッジのロックを外すと弦が跳ねたりして大変危険です。

ブリッジ側のインサートブロックを専用レンチで緩め、弦を外します。
古い弦は真ん中あたりで切ると作業が早いです。

弦をブリッジに固定する

新しく張る弦のボールエンドをニッパーで切ります。
1~3 弦のプレーン弦と、4~6 弦のラウンド弦では切る場所が異なりますのでご注意下さい。
ラウンド弦は巻き弦が緩まないように根元を少し残して切ります。

切った弦の端をインサートブロックで固定します。
ゆる過ぎると演奏中に弦が外れる危険があり、強く締め過ぎるとインサートブロックやスクリューが破損します。

目安はスクリューに抵抗を感じてから、さらに1/4~1/2回転きゅっと締める感じです。
そして、ファインチューナーを回して「締めることも、緩めることもできる真ん中あたり」に調整します。

新しい弦を張る

ストリングリテイナーがある場合は、その下をくぐらせます。大体ペグの1.5~2個分あたり先で軽く折り曲げて印を付けて下さい。

折り曲げたところまで弦を戻して、内側から外側へ、軽く引っ張りながら弦同士が重ならないように、下へ下へと巻きます。

ある程度巻き終わったら、弦の余った部分を切ります。

チューニングする

全部の弦を張り終わったら、チューニングをします。全弦をざっとチューニングしたら、ブリッジの下に挟んだ布を外して下さい。

チューニングのやり方はこちら

緩みがなくなるように、弦を何度か引っ張りながら、安定するまでチューニングを繰り返します。

全部の弦のチューニングが合えば、ブリッジユニットはボディ上面と平行になっているのが基本のセッティングです。
基本セッティングに調整されたギターを同じ種類の弦に張り替えた場合、チューニングを終えるとほぼ平行になります。

ブリッジユニットが前後に傾いている場合は、再びブリッジの後ろに布等を挟んで全部の弦を緩めた後、裏ブタを開けてトレモロスプリングを調整します。
スプリングハンガーのネジをドライバーで調整し、もう一度全部の弦のチューニングを合わせて下さい。

ロックナットを取り付ける

チューニングが合って、ブリッジもボディ上面と平行になったら、ロックナットを取り付けて締めてください。
この場合も締めすぎないように注意して下さい。強く締め過ぎると弦が潰れて音が伸びなくなったり、弦が切れたりします。

目安はスクリューに抵抗を感じてから、若干力を入れて締める感じです。
弦の太さによって丁度良い締め具合は異なりますので、何度かチャレンジしてみて力加減をマスターして下さい。

最終調整

アームを何度か動かして弦を馴染ませ、ブリッジのファインチューナーで最後のチューニングをします。
もしファインチューナーの範囲内で調節できなければ、一旦ファインチューナーを真ん中に戻してからロックナットを外してペグでチューニングし直して下さい。


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