【リユースコラム】アコギ愛好者必見！湿度管理で楽器を守ろう

アコギにもたらす乾燥の影響

アコギは薄い板を貼り合わせて作られており、ボディ内は塗装がされていない状態ですので温度・湿度の変化に非常に敏感です。

特に寒い冬場は暖房などによって室内の空気が乾燥しやすく、我々の肌も水分が不足して乾燥肌になるように、ギターを構成する木材から水分がなくなり収縮しやすくなります。

人間なら水分を補給するなど変化に対して対処できますが、楽器はそうもいきません。その結果、割れや反りなど変形によって弦高の変化が生じる可能性が高まります。

このような変化は、演奏性や音質が変わってしまったり、最悪の場合、修理が必要になることもあります。

湿度管理の重要性

そのような変化を防ぎ、アコギを冬の間もしっかりとケアするためには、湿度管理が重要になります。

普段使ったらケースにしまってあるから大丈夫！と思われる方もいらっしゃいますが、これはハードケースなどで保管している状態であっても、適切な管理をしていないと起こりえます。

楽器を適切な湿度に保つことで、割れや弦高の変化を最小限に抑え、良好なコンディションを維持しやすくなります。この点も人間と一緒ですね。

湿度管理は楽器の寿命を延ばすだけでなく、常に美しい音色を楽しむためにも欠かせません。

では、どのように湿度管理をすればよいのかご紹介していきましょう。

ハートマンギターズ店内でも天井や要所に加湿器を設置しています。

湿度管理の方法

加湿器の活用

冬場は加湿器を使って室内の湿度を調整しましょう。アコギが保管されている場所に加湿器を配置することで、安定した湿度を維持できます。エアコンの風が当たりやすいかどうかも注意点です。

湿度計の使用

湿度計を使って保管場所や室内の湿度をモニタリングしましょう。湿度計を置くことで、室内の湿度変動を把握でき、必要に応じて対策をとることができます。

ケース内の湿度調整剤

アコギのケース内に湿度調整剤を入れておくことで、ケース内の湿度を安定させます。これによって楽器が外部の湿度変化から守られます。

アコギのケアは、音のクオリティを維持するだけでなく、修理やメンテナンスのコストを節約する面でも大変重要です。

ぜひ湿度管理を忘れずに行い、愛する楽器を大切にしましょう。

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