【リユースコラム】アコースティックギターは接着パーツの剥がれに気を付けましょう！！

こんにちは！ハートマンギターズです。

アコースティックギターは、接着により組み込まれている部位、パーツがとても多い楽器です。

エレキギターのようにボルトやビスで止まっている箇所が圧倒的に少ない！

それ故に買取査定時にも接着箇所のコンディションがトータルの査定金額にひびくのですが、日頃から楽器を弾いていても、意外と見落としてしまっている事が多いのです・・・。

今回はそんな、

アコースティックギターの接着パーツ剥がれ

についてご紹介いたします！日頃のケアとしてもご参考になれば幸いです！

アコースティックギターの接着箇所

まず、アコースティックギターに接着されているパーツはどれくらいあるのでしょう？

一般的な構造のアコギの接着箇所をざっとリストアップしてみました。

軽く挙げるだけでも12項目ほど接着箇所があります。

ではこの接着箇所がどれほど多いのか、エレキギターの代表格のフェンダー・ストラト、テレキャスと比較してみましょう！

エレキギターの接着箇所

主要箇所は、ネック部分の3項目だけ！

こうしてみると素晴らしくシンプルな構造を構築したレオ・フェンダーさんは、改めて凄いな！と考えちゃいますけどね。

とにかくアコギのチェックには、上記12項目のチェックが必須！！

実際のチェックは、さらに細かく見ないといけません。とにかく接着箇所だらけなのです。

ところがです。

持ち込まれてくる楽器をチェックしていても、剥がれがあっても気が付かれていない・・・。

というのも、大概はパーツが完全に脱落する程の剥がれになる前で留まっていることが多いので、何となく外観を保っているからなのか、ご指摘してはじめて「あれ！？」となるのです。

特に薄っすらブリッジ剥がれやちょっとだけブレイス剥がれ、ちょっとだけバインディング剥がれ・・・これはよく見ないと気づかない分、見落とされがちですがコチラは早期対処が必要な箇所なので、楽器持ち込み前には、良く観察してご自身でもチェック頂ければ幸いです。

ご紹介した接着部分の剥がれ箇所は、各部アコギの機能的にも重要なパーツで出音にも影響いたします。

冒頭でも記載した通り、買取査定額にもかなり影響します！！

見越していた金額と実際の査定額の差異にびっくりする前に予めチェックしておくと良いでしょう。

今みたいな夏場は、気温の上昇で接着剤が緩みやすく、剥がれが生じやすい季節ですので、楽器のコンディションは、特に気にかけてあげてくださいね。

「あー！剥がれている！」という箇所があれば、修理も承れますのでお気軽にご相談ください！

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