平沢 進
『INTERACTIVE LIVE SHOW / WORLD CELL 2015』
突撃ライブレポート!
@TOKYO DOME CITY HALL
2015年11月27日(Fri),28日(Sat),29日(Sun)
光の帯と音の波を操る音遣い師!
Laser Harpと変異種Al 13『EVO』と『ICE-9』を操り、そして、唄を発する “ステルス・メジャー”。
「異端」を積み重ねてきたそのキャリアは、いつしか、大きなネットワーク・コミューンを形成。 アクションに呼応する人々。
男女比、50:50。
年齢層、測れず。
そして属する社会、ジャンルさえをも越えた、人々の集い。 ライブに於いて平沢氏は、観客を超然と突き放し、音に載せ、時間軸に巻き込む。
そのストーリーの進行を人々に委ねる瞬間が幾度も設けられる。 観客は、自らセレクトしたストーリーを共有する。
2015年11月18日に発売された傑作アルバム 平沢 進『ホログラムを登る男 The Man Climbing the Hologram』。
その発売直後のタイミング。
ここまでの平沢氏のライブ活動の延長上にありつつ、その精度は、更なる高みへ。 明瞭な意思を伝える、音の輪郭。
平沢進とPEVO1号のみが立つステージに並ぶ、“シグネイチャー”機器群。
完全にステージパフォーマンスの一部を成す、驚異的映像効果。 そして、平沢氏の深く多層的な世界観が組み上げた、硬質、かつ多彩な楽曲群。
人々が集う理由。 見届けたくなる世界。
音楽活動を軸に置くその姿勢は変わらず、但し、イメージを届ける為の“技”は取り込まれ、音を装飾し、提出される。
平沢 進。
その活動は、果てしなく。