【初心者も安心】ジャズ・ポップス系マウスピース5選!

皆様こんにちは!
ウインドブロススタッフの元松です。

気付けばあっという間にもう4月も後半となり、
渋谷の桜もほぼほぼ散ってしまいつつありますが…。

4月と言えば!例えば学生の方は入学シーズンとなり、
新入生は新たに部活やサークルを選ぶこととなるかと思いますが
やはりここは、これまでずっと続けてきた吹奏楽一択!…ではなく!
あえて、ジャズ・ポップス系に特化した『ビッグバンドサークル』等に挑戦してみようかなあ…!
なんていう方も少なくないのではないでしょうか

また、学生に限らず社会人の方でも
この春に、趣味でサックスでも始めてちょっとジャズとか吹けたらいいなー!
なんて考える方もいらっしゃるのではないかな~?と思います!

しかし一口に「サックス」と言っても、それこそ吹奏楽やジャズのように
演奏する音楽のジャンルによって、楽器本体はもちろん、マウスピースにも
向き不向きというものがあります!
そしてそれは、吹奏楽部で数年間サックスを吹いてきた経験者ですら
「ジャズ・ポップスのマウスピースってどれを選べばいいの~(泣)」となってしまう程
マウスピース自体の種類も多いので、何を基準に選んだらよいのか分からない。という方が殆どですよね…(^^;


そこで今回は!
楽器未経験者はもちろん、吹奏楽・クラシック系サックス経験者でも吹ける!
『ジャズ・ポップス系サックスの定番マウスピース5選をご紹介致します♪

(ジャズやるならまずはこれだよね~)という超定番マウスピースから、
(これはどっちかというとポップス寄りかも…!)といったマウスピースなど
音色や吹奏感の違いを含めたそれぞれのマウスピースの特徴を簡単にですがお伝えしていきます!(^^)!

ではでは、前置きが長くなってしまいましたが(笑)
早速見ていきましょ~!


ひとつ目はこちら!!↓

MEYERアルトサックス用マウスピース メイヤー ラバー

当店のホームページでも「ジャズ/ポップス系アルトの定番と言うかむしろ義務!」とまで書かれている程大定番のマウスピース!
恐らくジャズ系サックスプレイヤーでこのマウスピースを吹いたことが無いという人はいないのではないでしょうか…!?

そんなメイヤーマウスピースの特徴としては、
大前提として、とてもあたたかく柔らかい音色であること!
ですが、単に音色があたたかく柔らかいだけでは正直なところクラシック系マウスピースとなんら変わりはないように思えますが、メイヤーの素晴らしいところは、
やはりジャズ系マウスピースの定番というだけありクラシック用マウスピースでは
なかなか出すことの出来ない、ジャズ特有の少し歪んだような音、いわゆる「サブトーン」という音が比較的出しやすい点です!

基本的にどの音を吹いていても、良くも悪くもモサッとした音色がするため、特に吹き方に意識せずとも若干サブトーンっぽい音を出すことが出来ます(゜o゜)!
そしてその上、音の響きに関しては明るい傾向にあるのでジャズ初期のビバップ系の曲などを演奏するときにはもってこいなマウスピースではないかと思います!

それでは次のマウスピースへいきたいと思います!
2番目にご紹介するマウスピースはこちらです!!↓

D’Addario Wood Windsダダリオ・ウッドウインズ アルトサックス用マウスピース ジャズ・セレクト マーブル

このマウスピースは、発売されてから今年で約3年とまだまだ歴史は浅いのですがこちらも先ほどの『メイヤー』に似たところがあり、基本的にはとても柔らかい音色がします(*^^*)

メイヤーと同じように音は太いのですが、その音ひとつひとつの輪郭がはっきりしているので「柔らかい音色だが、メリハリがある」といった印象を受けます!少しややこしい表現にはなってしまいますが、「クラシック寄りなジャズマウスピース」という表現が一番しっくりくるかなあと思います(;^ω^)
ただこのマウスピースを試奏してみて感じた個人的なマイナス点としましては、
セッティング次第では、音がこもってしまうような感覚になるという点です…。
なので、このマウスピースに合わせるリードやリガチャーは使用者それぞれの一番しっくりくる組み合わせを研究する必要があると感じました

それでは!続きましてご紹介するマウスピースは…!↓

Gottsuゴッツ アルトサックス用マウスピース シリコンラバー セピアトーン

当店では特に人気のあるマウスピースメイカー「ゴッツ」の、数あるラインナップの中でも最もスタンダードなモデルがこのマウスピースです!
「ゴッツ」のラバーといえばマットな外観が特徴的でしたが、昨年の秋に全面リニューアルされ写真の通り光沢のある外観へと変わり、吹き易さもさらに進化しております!
そして、ここまでご紹介してきましたマウスピースの中では、最も音量が出しやすく感じました(*’▽’)
想像していた音よりもかなり太い音で、尚且つ一つ一つの音がハッキリしていてクリアです!
ただ音色自体は比較的ダークなので、まさにこれからジャズを始めようという方で「ゴッツ」のマウスピースが気になっている方には特におすすめな1本です♪
ビッグバンドなんかでも活躍するかも…!!

続きまして4本目のマウスピースはこちら…!↓

VANDORENバンドレン アルトサックス用マウスピース V16 ミディアム・チェンバー

バンドレンのマウスピースと聞くと、比較的クラシックのイメージを持たれる方は少なくないのではないかと思います。が!
このV16というシリーズのマウスピースは、れっきとしたジャズ系マウスピースの1種で、当店の商品ページには「アルトジャズのニュースタンダード!」と書かれているほど!(^^)
ただ、これはあくまで個人的な考えですが、どちらかと言うとジャズのスタンダードというよりかは比較的ポップス寄りではないかなあ。と感じました!
実際に息を入れたときの抵抗感などはそれほど強くなく、この記事でご紹介するマウスピースの中では一番軽い吹奏感がしました。
そして、それが故に音色も明るく軽めな響きがするので、やはりスタンダードジャズやビッグバンド系とは少し雰囲気が違い、もっとポップス寄りな雰囲気の曲に合いそうだなあ…。という印象を受けました(・o・)!
とはいえ、ジャズスタンダードの曲に全く合わないかと言われればそんなことは決して無く、このマウスピースに慣れて吹きこなせれば、ある意味一番オールラウンダーなマウスピースと言っても過言ではないと思います(^^)v

それでは、最後!5本目のマウスピースはこちら!↓

Theo Wanneアルトサックス用マウスピース セオ・ワニ NY BROS 2(NYブロス2) ハードラバー

最後は少し変わり種、と言いますか個人的には少々攻めたチョイスになりますが(笑)
メタルマウスピース界隈では特にお馴染みの「セオ・ワニ」のラバーマウスピースです!
この「NY BROS」というシリーズは、今やヴィンテージマウスピースとして世に出回っている人気のマウスピース「ニューヨークメイヤー」を元に作られたモデルです!
それこそスタンダードジャズ等が最も賑わっていたであろう時代から使われていた(と思われる)マウスピースを元に作られているので、今回ご紹介した中では最もジャズジャズしい音がするのでは!(`・ω・´)と思い、試奏してみたのですが…!意外や意外、音の輪郭は比較的鋭くハッキリとした音色でした。
ただ、かといってジャズらしい音が全くしないかというと当然そんなことはなく、吹き方のコントロール次第でジャズっぽい渋い音も、ポップス寄りな少し明るめな音もどちらも出すことが出来るので、先ほどご紹介した「V16」にも似たある意味ハイブリッド的な要素のあるマウスピースではないかと思いました!
ただ一つマイナスな点をあげると、このマウスピースは他のマウスピースと比べると比較的息の量がかなり必要になってきます。
おそらくマウスピースの構造の問題だとは思うのですが、息の量、それから息のスピードもコントロールする必要がございます…。
ただ!この点に一度慣れてしまえば一気にあか抜けた音を出す事が出来るので、現代のジャズに最も近い音を出すことが出来るのではないでしょうか(*‘∀‘)

と!いうことで!
簡単にではありますが今回は
これからジャズやポップスを始めるという方に向けた、おすすめのマウスピースをご紹介させて頂きました
この記事を、参考程度にでもマウスピース選びにご活用頂ければ幸いでございます(^^)/
それではまた~!