Armored TALBO Hand Engraved製作ストーリー

このストーリーのスタートは2022年GLAY LIVE TOUR 2022 ~We♡Happy Swing~ Vol.3 Presented by HAPPY SWING 25th Anniv.の幕張メッセ公演直後の8/9日14:00にライブでそれまでキャビを鳴らさないシステムだったアンプの構築を再検討する中で、EVH 5150Ⅲの6L6とEL34の真空管の違いをチェックする為イケシブ2階のアンプステーションを訪れた時に、CAP-iNAから来年2023年は1983年に生まれたTALBOが40周年を迎えるので、ボディの手彫り彫金キャンペーンを開催しようと計画中なのですが、Armored TALBOに別個の彫金ボディを用意しましょうか?と投げたところ、即今使っているこれに彫金して下さい!との返答が返ってきました。

その方がこのArmored TALBOの歴史になるじゃないですか!と。なんと!麗しきお言葉!

では早速準備の為当日、アンプのチェックの為にZEMAITISを持参されていましたが、Armored TALBOもライブ後のメンテで戻っていましたので、HISASHI氏と共に彫金前の最後の姿を撮影致しました。

先ずはボディのパーツ全て外しクリア塗装を剥がします。

その後彫金士のもとに移動、彫金デザインを決めて下描きを経てHand Engravedのスタートです。

TALBOのボディはホローボディの為そのまま彫るにはボディ内に支えが必要です。全体に木片の支えを均等にはめ込み彫金用鏨(たがね)を打ち付けてもボディがたわまない様にして彫り進めます。

たがねで彫ったデザインの周りを「あらし」という加工を致します。点々をひたすら打ち付けてザラザラにした状態へ墨を入れると、よりデザインが引き立ちます。但し、かなりの時間を要しますが彫金士の地道な作業が完成形の美しさで報われます。

その後墨を入れて彫金は完成です。

手彫りの為長い時間が掛かります。通常のシルバー等の彫金は墨入れ若しくは燻し等までですが、Armored TALBOはアルミボディの酸化を防ぐ為にクリア塗装が施されているので、ライブの照明での光沢感はギラギラです。
彫金、墨入れが完了後再度工場で脱脂→クリア塗装を経て戻ったボディを再度組み込みます。
メンテする中でFRTトレモロのサドル周りの欠品パーツが発覚致しました。

全体に長いライブでの歴戦の痕が伺えましたので、最新のFRTに換装する事に致しましたが、新しいものは現物合わせでトレモロ軸径が異なりボディに干渉する事が発覚!

ボディの干渉部分を僅かに削ります。

同時にリアPUの向きがサスティナーのハーモニックモードでの発振の為、逆向きに搭載されていたのをコイル下のマグネットを裏返して配線を再度調整して通常の向きに致しました。

ポールピース位置で確認出来ると思います。

限定Hand Engraved Armored TALBO製品版はLollar PUへ特注で磁界の向き変更で同様の発注を致しました。

又、ピックガードを2014年はミラー~その後ツアー中に3mm塩ビ製クリアとして使用。リアPUもPAF Pro~PRS 59/09へ換装後永く使用されていましたが、お試しのLollar Raw Powerを正式登用磁界修正とピックガードをハーフミラーとLaser-Gun連動LEDを赤高輝度×3~青高輝度×5へ換えました。

Hand Engravedとクリア塗装での迫力は肉眼で見るとより際立ちます。その後ピックガードにクラックが入った為、再度ピックガードをハーフミラーで製作換。同時にLED位置を修正にて現在に至ります。

歴代Armored TALBO交換パーツ
・ピックガード ’14ミラー2mm→塩ビ3mmクリア→ハーフミラー2mm
・リアPU ’14 DiMarzio PAF Pro→PRS 59/09→Lollor Raw Power
・FRTトレモロ Schaller S-FRT-2 RU/37

進化を続けるHISASHI/GLAYと共に更なる形態進化を見逃がすな!

Photo:Sample

Tokai
Armored TALBO Hand Engraved Limited

販売価格¥660,000(税込)

※本記事は掲載時点の情報(価格・スペック等)であり、現状とは異なる場合があります。予めご了承ください。
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