Merrill
【USED】 C-28 #164 '00s メリル

戦前ヴィンテージマーチンスタイルを踏襲し製作を行うMerrill(メリル)の2000年代製委託中古品！！

メリルギターはアメリカ南西部に位置するバージニア州で製作されているギターメーカーです。
温暖な気候ながら日本と共通する四季を有する同州は、面積の半分以上に山脈や森林などの豊かな自然を有しており、恵まれた環境の中小さな工房にて1本1本をハンドメイドで仕上げています。

同メーカーの主であるジム・メリル氏は若き頃からリペアマンとして経験を重ね、その中で多くのプレイヤーが戦前のヴィンテージマーチンのサウンドを求めている事を悟ります。
『ゴールデンエラ期のマーチンの再現』を命題に掲げ2000年にメリルギターの立ち上げを行い、現在でもCNC等を使用しない伝統的な工法と手作業にて極上のアコースティックを生み出しております。


本器『C-28』はドレッドノートスタイルのプリウォーマーチンを再現した一本。
コンディションとしまして、外観面ではボディエンド部に1cmほどの凹みや全体的に僅かな小傷など使用感は見られますが、年代を考慮すると非常に良い状態であります。
当店入荷時にフレット擦り合わせとナット交換を行っており、弦高なども問題なくプレイアビリティに富んだセッティングとなっております。

トップ材にはギッシリと目の詰まった最上級アディロンダックスプルース、サイドバック材には美しい木目のハカランダ材を使用して組み上げられており、外観の情報のみでも只者ではない雰囲気を醸し出しております。
指板・ブリッジ材には戦前の豊富な木材資源を彷彿とさせる黒々としたエボニー、ネックやブロック部にはヴィンテージスタイルを再現するべく含水率の低い軽量な希少材ホンジュラスマホガニーが使用されております。
伝統的なニカワ接着、極薄ラッカー塗装にて組み上げられており、メーカーコンセプトに相応しい仕上がりとなっております。

ハカランダが持つ重厚感のある低音とクリアで芯のある高音、アディロンダック特有のコシと倍音感が織りなす極上のサウンド。
一度弦を弾くとボディに接地している胴体やネックを握る左手からビリビリと鳴りを感じ、プレイヤーすらも楽器の一部であると錯覚させるような圧倒的なヴィンテージフィールを感じさせます。
特筆すべき点はプレイスタイルに対してのレスポンスの良さでしょう。
フラットピックでのストロークスタイルでは豊かな音量感がありながら、ボーカルとの相性が良いスッキリとしたサウンド。フォワードシフトブレーシング、アディロンダックスプルース特有の音響特性が存分に発揮されていると感じる味のある音色です。
フィンガースタイルではズシンとした重厚感のあるベース音が演奏の基盤を支え、クリアな高音が1音1音のメロディを如実に出力します。ハカランダ特有の音色が十分に引き出されていると感じる事ができます。

ギタープレイヤー誰もが一度は手にしたい戦前スタイルのアコースティック。
憧れを手にするチャンスを掴んでください。