★Vital AudioブランドのDTM向けレコーディングバランスシールドケーブル VABシリーズ
VABシリーズ主な特長
新たに開発されたVABシリーズは、昨今需要の高まっている自宅レコーディング(DTM)の環境に最適なラインナップを取り揃えています。VABシリーズに採用された新開発のケーブルの芯線構成は、4芯構造にすることで導通体積をアップしクリアでレンジの広いサウンドが特徴です。また4芯をシールドすることにより、ノイズ混入を防ぐ効果が高まり、ノイズレスなケーブルとなっています。
外皮(シース)には他に類を見ないクリアタイプを採用することで、内部シールドの美しい仕上げと相まって高級感を演出。内部のシールド銅線にメッキ塗装を施すことで銅の酸化を防ぎ、永きにわたって使い続けられるような工夫も施されています。
線材だけでなくプラグにもこだわりました。XLR プラグには定評のある業界標準のNEUTRIK(ノイトリック)社製を採用。またTRSフォーンにはVital Audioのオリジナルを採用しています。
・内部コンダクター構造
線材の導体(4芯)を平行に並べることにより、音の伝達を安定させ音質を向上させています。またそれら4本の導体をまとめてシールドすることにより、ノイズ混入を防ぎながらもコストを抑えることを実現しました。
・耐熱性を向上させた内部絶縁体
各導体を包む絶縁体には電子照射架橋処理を施したポリエチレン素材を使用。この架橋処理によりポリエチレン自体が三次元網目構造となることで、耐熱性や強度などの特性が向上します。結果としてハンダ処理の際にも絶縁体が溶けるというトラブルを回避し、導体をしっかり保護します。
・柔軟性の高い外皮
軟質PVCを採用することで、柔軟性を向上。取り回しがしやすく、さらに強度を保ったケーブルに仕上がっています。またクリアタイプのユニークな外観は、高級感を感じさせます。
・信頼感の高いプラグ
XLR プラグには定評のある業界標準のNEUTRIK(ノイトリック)社製のNC3FXX-BとNC3MXX-Bを採用。TRSフォーンのプラグとプラグキャップではVital Audioのオリジナルデザインで一から生産し、ラインナップを通して一貫したデザインを採用
しています。いずれも音質を追求するゴールドメッキ仕上げとなっています。
〇VABシリーズの開発ストーリー
バランスケーブル VAB を開発するにあたり、Vital Audioのブランドホルダーである株式会社フックアップでは、取り扱う製品ラインナップに着目するところから始まりました。DTMという言葉が普及し、手軽に自宅でレコーディングをすることができるようになってきた現代で、楽器やオーディオインターフェイス、モニタースピーカーなどにこだわりを追求するようになってきました。フックアップでも多くのオーディオインターフェイスやモニタースピーカーを取り扱っている中で、それらをつなぐケーブルについて考察。「それらのケーブルにこだわりを持っているユーザーがどれだけいるだろうか」や「実際にケーブルを変えてみたらどうなるのだろうか」と検討するところから考えました。そこで工場の担当者とディスカッションし、いくつかのケーブルやプラグを試作。様々な機器を実際に接続して数多くのテストを実施しました。特に顕著だったのが、オーディオインターフェイスのライン出力のTRSフォーンジャックの仕様。このバランス仕様に一般的なTSプラグを挿したときと、マッチングの取れたTRSプラグを挿したときの解像度の違いは「一聴瞭然」でした。その結果、Vital AudioのケーブルラインナップにDTMに特化したシリーズが必要であると痛感し、VABシリーズの開発に至りました。