世界中で高い評価を受ける人気ブランドEQD、ヴィンテージ好きにも試して頂きたいモデルを厳選致しました!
2004年、オハイオ州アクロンの自宅の一室でキャリアをスタートさせたEQD代表のジェイミー・スティルマン。同じくアクロン出身のとあるバンドのギタリストが「Hoof」を使用しているとインターネット、SNSを中心に話題になり、世界中で人気に火が付きました。
巨大な本社ビルと60人近くの社員を束ね、一躍トップブランドへと上り詰めたEQDですが、今もジェイミーの「DIY精神」は健在。信頼できる仲間とともに全ての工程をオハイオ州アクロンで行い、最高峰のエフェクターを作り続けています。
比較的ハイファイなエフェクターが多い印象のEQD。こちらの「スペシャルクランカー」
はオールディスクリート回路のアナログ・オーバードライブです。楽器が本来持つサウンドを損なうことなく、ごく自然に深みを増していく歪みは必聴。少しずつMore(ドライブ)を上げていくと、本当の意味で「原音そのまま」が歪んでいくのを体感できます。スマートなサウンドのハイエンドギター、マッシヴな多弦ギター、ヴィンテージギターまでも文字通り原音を活かした音作りができるのです。
もちろんギターだけでなくアンプに対しても同様で、特に真空管アンプとの組み合わせではキャラクターをそのままにグッと一段持ち上げたようなプッシュ感を味わえます。まったく同じプリアンプがもうひとつ増えたようなイメージでしょうか。
また、クリッピングダイオードはゲルマニウム/シリコンを切り替え可能で、それぞれ歪みの質感に特徴があります。ゲルマニウムモードではマイルドでクセのない優しい歪みに。ハイも角が取れた丸みがあり柔らかい印象ですが、しっかりと深く歪みます。シリコンモードでは一転、トレブリーで煌びやかな現代的な歪みといえます。ザラつき感はなく、非常にシルキーなサウンドが特徴です。
Special Crankerは9Vから18Vまでの電圧に対応していますが、ジェイミーはゲルマニウムモードを18Vで鳴らすのがお気に入りとのこと。レンジ感の広さと、ハイ~ローのバランスもさらに良くなり、とにかく弾いていて気持ちがいいサウンドですよ。
Level:出力の設定。入力された信号と同じ出力にするには10時から12時の方向で設定しますが、選択したダイオードの種類によっても変化します。
Diode Selector:左側がゲルマニウムで柔らかくトランスペアレント、右側がシリコンでより高音が出る現代的な歪みに。
More:歪みの量の設定。トランジスタに与える電圧の調整で、ノブを動かした際にノイズが発生する事が有りますが、回路の特性上のノイズで故障では有りません。ピックアップの出力によってはGainを最大に上げた際に、バイアスを高く設定した様な爆発的な歪みを得る事ができます。
Tone:反時計回りで高音域を抑え、時計回りで高音域を強調します。3時位の方向でフラットな特性に設定できます。
寸法:121 x 64 x 58 (mm)
消費電流:15mA
スイッチ:電子リレー方式のトゥルーバイパスで、踏み方の違いによって通常のラッチ式のスイッチとしても、モーメンタリースイッチ(アンラッチ式)としても使用可能です。
ラッチ方式のスイッチとしての使用の場合は、通常のエフェクターのスイッチの様にオンにしたい時に一回踏み、オフにしたい時にスイッチを再度一回踏み込んでください。
モーメンタリー方式のスイッチとしての使用の場合は、スイッチを踏み込んでいる間だけエフェクターがオンになり、一度スイッチを放すとオフになります。
電子リレー方式のスイッチを使用しておりますので、電源が供給されなければ入力された信号は出力されません。
電源:この商品は9-18Vで電流を15mA以上供給する2.1mmのセンターマイナスACアダプターで使用できます。デイジーチェインやトランス方式でないパワーアダプター等の使用ではノイズが乗る事が有りますので推奨しておりません。また故障の原因になりますので18Vを超える電源は使用しないでください。