Ibanez CrossoverMultiscale Bass 2023 Model
例えばギタリストなのかとベーシストなのかという奏者の違い。またはピックで弾くのか指で弾くのかという演奏方法の違い。そしてボトムを支えるのか旋律を彩るのかという曲の中での役割の違い。
エレクトリック・ギターとベースとをクロスオーヴァーする従来のSRCモデルは、マルチスケールで再構築することによってより一層その交錯度を増し、真なるクロスオーヴァーに近付いたのではないでしょうか。
これまで時を経てきたIbanez Bass Workshopの進度を測る、新たなるクロスオーヴァー・モデルが、このSRC6MSです。
-1弦側:724mm(28.5)、6弦側:762mm(30)のマルチスケール6弦モデル
60年代の6弦ベースで多く見られた30インチ・スケール(現在ではショートスケールと呼ばれる)をフィーチャーした従来のSR Crossoverモデルから進化した2023年モデルです。細弦側と太弦側とを異なるスケールにすることでそれぞれのテンション感覚を揃える方向性の設計で、人間工学に基づいており、ハイフレット域とローフレット域を行き来するスタイルでより利点を多く感じられるでしょう。
-ギターより1オクターブ低いチューニング(1E,2B,3G,4D,5A,6E)
-通常のSRボディ・シェイプを小型化したSR CROSSOVERボディ
サウンド特性のみならず木肌も非常にマホガニーに類似したオコウメ材のボディです。ボディTOPとBACKは共に3次元的にカーブを描く、Ibanezオリジナルのシェイプです。
-ジャトバ材&ウォルナット材5pcネック
いずれも硬質な木材で、明瞭な音像を得られやすく、歯切れのよいサウンドが特徴です。
-各弦が独立してボディに設置されるMono-railブリッジ-ワイド・レンジ
それぞれの弦が独立して設置されており、個別に弦高調整やサドル位置調整が可能なブリッジです。調整幅も広く、弦ゲージの変更にも幅広く対応することができるでしょう。
-Bartolini BH2 ピックアップ
タイトなボトム・エンドと豊かなミッドレンジとともに、バランスの良いウォームなレスポンスが特徴のサウンド・キャラクターです。マルチスケール化にあわせてピックアップもスラント・マウントしています。
-低ノイズのアクティブ・サウンドを生み出す3バンド・イコライザー
スイッチの切り替えにより中音域の周波数帯を250Hz、450Hz、700Hzに切り替えることが可能です。さらにEQバイパス・スイッチを装備しており、パッシブ楽器としても使用可能です。(バイパス時:Trebleノブでトーン・コントロール)
※画像はサンプルです。製品の特性上、杢目・色合いは1本1本異なります。
■Neck type: SRC6 5pc Jatoba/Walnut neck
■Body: Okoume body
■Fretboard: Rosewood fretboard w/Abalone Step off-set dot inlay
■Fret: Medium frets
■Bridge: Mono-rail bridge (10.8mm string spacing)
■Pickup: Bartolini BH2
■Equalizer: Ibanez Custom Electronics 3-band EQ w/EQ bypass switch (passive tone control on treble pot), 3-way Mid frequency switch
■Hardware color: Cosmo Black
■String gauge: .024/.034/.044/.056/.072/.084(D'Addario EXL156)
■Color: BLL (Black Stained Burst Low Gloss)
エレクトリックギター用ソフトケース付属