カタログ初登場は1977年頃、SFシリーズやSAシリーズ、現在も続くBBベースシリーズなどと同期のSCシリーズ。今回入荷はシリアルナンバーから初年度1977年頃の「SC-700」、使用感はあるもののコンディションの良い一本です。
【ボディ】
全体重要約3.4kg。STタイプを意識したようなボディシェイプにピックアップ配列が特徴的です。ボディ材はアルダー、その他マテリアルからも同時期のSFシリーズとともにF社にインスピレーションを得たシリーズであることが伺えます。全体的に傷や打痕、金属パーツのくすみなどのダメージが目立つ他、この時期のヤマハに多い塗装面の白濁も進行しています。
【ネック】
ネックマテリアルはメイプルにローズウッド指板、21フレット仕様。上位モデル含めモデルチェンジまでトレモロのないハードテイル仕様となります。フレット、ナットはそれなりに消耗があるものの、過去にすり合わせ調整されており演奏性は良好です。ナット幅約41.1mm。厚み、ネック幅ともに控えめのスマートなシェプです。
【電装系】
コントロールは【1ヴォリューム/1トーン】のノブ類に加え、3つの「スリーポジション・フェイズスイッチ」を搭載。各ピックアップの位相とOFFを切り替え可能で、全13パターンの組み合わせを実現しています。エントリーモデルということもありバイサウンドこそ搭載されていませんが、シャッキリとした扱いやすいシングルコイルサウンドを基調に、スイッチ類による豊富なサウンドパターンで活躍の幅が広いモデルです。
付属品:ソフトケース
Weight:3.4kg
Body Material:Alder
Neck Material:Maple
Fingerboard:Rosewood
Nut Width:41.1mm
Fret Width:2.0mm
Neck Thickness(1F/7F/12F):21.3mm/22.2mm/23.5mm
Pickups(Neck/Bridge):YAMAHA C-I(5.0kΩ/5.0kΩ/5.0kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通した計測となります
-------Heartman Vintage Guitarsは池部楽器店のヴィンテージ・ギター&ベースの専門店です-------