1960年代の国産エレキギター黎明期から積極的にオリジナルモデルを生産し続けてきたヤマハ。特に1970年代後期には多数のオリジナルモデルを投入し、長く日本の音楽産業を牽引してきました。
今回入荷は1978年頃発売のSuper Jamシリーズ、1979年製のエントリーモデル「SJ-500」です。
【ボディ】
全体重量約4.0kg。F社TLモデルを彷彿とさせるシェイプのボディはメイプルのトップにアルダーバック、エルボー部分とボディバックに大きなコンターが施されているのが特徴です。カラーは鮮やかなシースルーのパーシモンレッド、ボディエンドに大きな打痕が見られるものの年式を考慮すれば比較的きれいなコンディションをキープしています。
【ネック】
ワンピースのメイプルネック/指板仕様、ネック裏もそれほどダメージが見られずこちらもきれいなコンディションです。チューナーの巻き具合は多少のバラつき程度で動作に支障はございません。フレット/ナットはそれなりに減りがありますが現状でビビりや詰まりはなく演奏性は良好です。ナット幅約41.0mm。ヤマハらしいスマートなネックシェイプが特徴です。トラスロッドは可動域があまり残っておりません。
【電装系】
コントロールはシンプルな【1ヴォリューム/1トーン/3wayピックアップセレクタースイッチ】、バイサウンドスイッチはオミットされていみあす。ピックアップはネックポジションに「G-III」ハムバッカー、ブリッジポジションに「J-I」シングルコイルのコンビネーション。太く艶っぽいハムバッカーにシャープでクリアーなシングルコイルの組み合わせが魅力です。
Weight:4.0kg
Body Material(Top/Back):Maple/Alder
Neck Material:Maple
Fingerboard: Maple
Nut Width:41.0mm
Fret Width:2.1mm
Neck Thickness(1F/7F/12F):21.8mm/23.2mm/23.8mm
Pickup(Neck/Bridge):YAMAHA G-III/J-I(7.4kΩ/7.2kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
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