こちらは Nocaster Blondeカラー&ブラックフェノールピックガードモデル の最後の生産が行われた、1954年のテレキャスターをベースに製作された一本!
Fenderギターの原点であるテレキャスター。そのテレキャスターがテレキャスターと名乗るまでにブロードキャスターというモデル名で1950年代初頭に発表されたのですが、当時ブロードキャスターという名前はグレッチ社にて商標登録があったため、急遽モデル名のデカールを切り取り、フェンダーロゴのみで出荷されていました。一時的にモデル名を持たなかったギターは、コレクター等に通称ノーキャスターと呼ばれ、レアなモデルとして人気を博しておりました。その後にTelecasterのモデル名がプリントされ今に至ります。
木材選定専門スタッフがカスタムショップ専用に厳選した 1952年シェイプのオフセット・2ピース・アッシュボディ材を採用し、Closet Classicの控えめなエイジング具合が相まり極上の鳴りと美しいルックスに仕上がっています。
ネックシェイプはLarge Cを採用、しっかりとしたグリップ感に基づくサウンドの太さを感じられます。
ハードウェアには ヴィンテージスタイルの3wayサドルブリッジを装備。サドルは往年同様にブラス材を使用し、3wayサドルのノントレモロ構造から得られるサウンドはストラトキャスターと比べてダイレクトでアコースティックな鳴りが特徴的で、ストラト以上に太い響きと鳴りを体感できます。マシンヘッドはヴィンテージタイプのクルーソンペグを採用しています。
PUはTelecasterらしい歯切れの良さ持ちながらも低音弦の輪郭を失わない「Fender Custom Shop Hand-Wound ’50-’51 Blackguard Tele」が搭載されています。
王道のテレキャスターサウンド、お見逃しなく!
【Fender Custom Shopとは】
フェンダー社が仕入れた木材の中から厳選されたマテリアルを用いて、昔ながらのハンドクラフトと高い製作技術でフェンダー・ブランドにおける最上級のギターを製作するために1987年に設立されたセクション。
長い歴史を誇るフェンダー社の伝統と技術を受け継いでいるセクションであり、マスタービルダーシリーズのような世界に1本しか存在しないモデルを始めとし、限られたスタッフにより組み上げられたカスタムショップならではのラインナップはまさに最上級であり最高級。
製作に使用される道具の数々は、1950~1960年代当時に使用されていたジグなどを使用。フェンダーギターのノウハウを熟知したスタッフ達のこだわりによって生み出される楽器は、弾き手を満足させる極上のクオリティとサウンドを誇り、生涯つきあうことのできる頼もしい相棒となることでしょう。
S/N R127248
Weight≒3.06kg
SPEC
Body: 2-Piece Select Ash With Offset Saam
Neck: 1-Piece 2A Flame Quartersawn Maple Large C Back-Shape
Fingerboard: 9.5 inch (241 mm) Radius
Nut: Bone, 1.65 inch(41.91mm)
Frets: 21F,Narrow Tall (6105)
Tuners: Vintage-Style
Pickups: Custom Shop Hand-Wound 50-51 Blackguard Pickups
Pickguard: 1-Ply Black Phenolic Pickguard
Switch: 3-Way
Controls: Master Volume, Master Tone
Bridge: 3-Saddle American Vintage String-Through-Body Tele Bridge Brass Saddles
Finish: Flash Coat Lacquer
Case: Custom Shop Brown Hard Case