Gibson
EB-1 '69 Natural Mahogany

Gibson（ギブソン）のエレクトリックベースの登場は1953年（このモデルは1958年以降「EB-1」と呼ばれます）。ヴァイオリンシェイプやダブルカッタウェイのソリッドボディモデルからセミホローボディモデルまで、バリエーション豊かなラインナップで多くのベーシストから支持を得てきました。

今回入荷は1969年生産の通称『EB-1』、ヴァイオリンシェイプのエレキベースです。1950年代のオリジナルは生産本数が非常に少なく、市場でもなかなか見られないレアアイテムですが、1969年に再生産され1970年に出荷されたこちらのモデルも、400本程の出荷数と言われています。

【ボディ】
全体重量は約4.6kg。ヴァイオリンシェイプのボディ材はアーチトップのマホガニー。ボディ外周のラインと木材本来の色を生かしたナチュラルブラウンカラーが渋くかっこいいです。ボディトップやベルトバックル跡の塗装劣化部分にクリアのタッチアップ、ウェザーチェック、打痕等キズ、金属パーツのくすみがみられ、ヴィンテージ楽器らしい雰囲気です。ネックジョイント裏にストラップピンの追加がございます。欠損しがちな立奏用スタンドバーもしっかり付属します。

【ネック】
ネック材はボリュートなしの3ピースマホガニー。フィンガーボード材はローズウッド。ボディ同様クリアーのタッチアップ部分、ウェザーチェック、細かな打痕等はみられますが、比較的きれいなコンディションといえるでしょう。チューナーは巻き具合にそれほどバラつきはなくしっかりと機能します。フレット／ナットにそれほど減りはなくプレイアビリティは良好です。ナット幅38.5mm。ナロータイプながら比較的しっかりとしたネックシェイプが特徴です。

【電装系】
1ピックアップ仕様のシンプルなコントロール【マスターボリューム／マスタートーン】。ピックアップ含むコントロール系のパーツは当時のコンディションをキープしております。ギブソンEBシリーズならではのウッディで広がりのある低音が、このモデルではさらに太さが強調され心地よいサウンドに仕上がっております。

付属ケース：Gibsonイエローインナーブラックハードケース（左側ロックパーツ破損、ペイント部分あり）