一見、ヘビーメタルやハードロックバンドのものと思われるこのギターストラップは何年に生まれたのでしょうか?
このギターストラップは1964年のもので、当時ビートルズにアンプ等を提供していたVOX社がジョン・レノンのためにデザインしたものです。
RightOn!STRAPSでは見た目そのままで快適なバージョンのLEGEND JL Pythonを作り上げました。
書籍「Beatles Gear」によると、ディック・デニーとトム・ジェニングス、主にデニーがレノンのリクエストで、パイソンの蛇皮(これが名前の由来)を使い、うろこを特徴としたギターストラップをデザインしました。
そして、真鍮製の試作品で失敗したことから作業が始まりました。
2本目のストラップは、長さを長くしてクロームメッキにすることにしたのです。
このようなストラップを作るのがいかに難しいか、ディックとトムに脱帽です。
デニーが本の中で語っているように、クロームの金属パーツを使った黒と、ゴールドのうろこを使った茶色の革の2本のストラップが作られました。
出来上がると彼らはビートルズに持って行き、ジョン・レノンは黒とクロームのパイソンストラップを保管しました。
一般的に、ギターストラップやその起源に関する資料はほとんどなく、言及されることはほとんどありません。
しかし、このストラップが特別な存在であったのは、当時の音楽シーンの王者であったビートルズが、その行動や服装、髪型まですべて真似をし、ビートルズに関連するものを手に入れるファンの関心を集めたからです。
1964年6月のオランダのテレビ番組で、ジョンが初めて新しい12弦のリッケンバッカー325にVox Pythonのストラップを付けて使用した時のものです。
このストラップは、デニーが「ジョンはパイソンのストラップを使っていたが、少し重かったと思う」と語っているように、ジョンの他のギターとは無縁のもので、パイソンのギターストラップを約1年間使用しましたが、その重さで使用を中止しました。
このストラップを私たちが再解釈し、ジョン・レノンが間違いなく長く使い続けたであろう、快適で軽量、ノンレザーでクール、そして耐久性に優れたストラップを作りました。
【SPEC】
Color: BLACK
Material:Synthetic, animal components free (Vegan)
Adjustment:Buckle
Large Range Adjustment:約105cm - 約135cm
Width:約6cm
Weight 242g
※軽量化の為、鱗状のパーツ部は金属を使用しておりません。