1960年代に登場したヤマハオリジナルモデル「SG」シリーズ。1966年頃のSG-2／3および同年の「ブルージーンズ・カスタム」SG-5／7から始まり、1973年頃のSG-30／35からダブルカッタウェイシェイプに至ります。翌1974年のSG-175から現在まで続く伝統のSGシェイプが完成し、以降ほぼ途切れることなくヤマハの看板モデルとして生産されています。
今回入荷は1982年製の「SG-800S」、使用感はございますがコンディションの良い一本です。
【ボディ】
全体重量約4.1kg。ボディマテリアルはメイプルトップ／マホガニーバック、カラーはシックな雰囲気のタバコサンバーストとなります。全体的な傷や打痕の他、バインディングの浮き、この時期のヤマハに多い塗装面の白濁など経年相応のダメージが見られます。ピックガード、一部コントロールノブのプレートが欠品しております。
【ネック】
マホガニーネックにローズウッド指板、ジョイントはセットネック仕様です。Standardモデルの800Sではアローインレイではなくドットインレイを採用、金属パーツのエングレービングもオミットされています。フレット／ナットには少々の減りが見られますが、当店にてすり合わせ調整済のため演奏性は良好です。ナット幅は約43.1mm。ヤマハSGはスリムなネックが多いですが、その例に漏れず薄く平坦なネックシェイプをしています。トラスロッドは一般的なソケットタイプではなく六角棒レンチを使用します。1弦側のヘッド先端に大きな欠けが見られます。
【電装系】
コントロールはオーソドックスな【2ヴォリューム／2トーン／3wayピックアップセレクタースイッチ】、トーンPOTにはPush／Pushタイプのバイサウンドシステム（コイルタップ）が搭載されています。オリジナルのオープンハムバッカーとの組み合わせにより、パワフルでタイトなハムバッカーサウンドと明るくキレの良いシングルコイルサウンドを楽しめます。
付属品：ソフトケース
Weight：≒4.1kg
Body Material：Maple／Mahogany
Neck Material：Mahogany
Fingerboard： Rosewood
Nut Width：43.1mm
Fret Width：2.8mm
Neck Thickness（1F／7F／12F）：20.7mm／21.8mm／22.1mm
Pickup（Neck／Bridge）：YAMAHA Open Humbucker（7.2kΩ／7.1kΩ）
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
-------Heartman Vintage Guitarsは池部楽器店のヴィンテージ・ギター＆ベースの専門店です-------