お金はなかった、
だけど…無敵だった。
ボードを組みだした当初、私はエフェクターをそろえるのにいっぱいいっぱいであった。
なんでもいいから、とにかく板の上に何かを並べたかった。
かっこつけたかった。
また、電池とACアダプターで電源を確保するのにも限界を感じていた。
そんなとき、HUB-6と出会った。
電源を分配しつつ、ボード内を省スペースにしたいときには非常に便利である。
私は大容量のACアダプターをこれに繋ぎ、アナログエフェクター用に電源を分配していた。
分配用のDCケーブルで直接分配する方法もあるが、
これを使った方がDCケーブルの配線がやりやすいし、きれいにまとまる。
また、パワーサプライと組み合わせて巨大なシステムの中に組み込むことも可能だ。
特筆すべきはver.IIになって電圧計がついたこと。
音という見えない相手と戦うのにあたって、
電圧が可視化されることによって得られるアドバンテージは大きい…
これからも戦い続ける戦士の為に、HUB-6。