今回はおすすめのアッテネーター「EX-Pro DM-X [パワーダウン・トランス]」をご紹介します!
機能はシンプルで、アンプとスピーカーの間に接続して音量を下げるアッテネーター機能と、アンプをスピーカーに接続せずに駆動させつつLINE出力を可能にするダミーロード/ロードボックス機能の2つとなります。
このアッテネーターのどこがおすすめかと言いますと、ズバリ!!音質の変化が極めて少ない点、またパワーダウンさせない設定が出来るという点です。(電源要らずのパッシブ仕様)
今回は、「SV20H」と「Bogner 212CB」の間に接続してテストしてみましたが、弾き心地や音の立体感、音質のいずれも劣化や変化を感じませんでした。ブラインドテストをしたら僕は絶対に聞き分けれないと思います(笑)
アッテネーターにありがちな、ダイナミクスが失われ少し引っ込んだ様な感じや、帯域が狭くなってグチャッと潰れた感じ(濁る感じ)が一切なく、本当に音量が下がっただけに感じます。
DM-Xは従来の抵抗で熱消費させるという方式ではなく、トランスで電圧を下げるという方式を採用している実現出来ているようです。(電気の知識が弱いので、詳しい説明は...すみません。(汗)メーカーサイトをご覧いただくと詳細がございます。)
DM-Xは本体のダイヤルを100に設定すると減衰なし(DM-Xを接続していないのと同じ)の設定が出来ます。勿論この設定でも音質の変化はほとんど感じませんでした。今回比較した「OX」では、接続した段階で微量に音量が下がりますので、バイパス音も出したい方はDM-Xの方が良いかもしれません。また、僅差ではありますがDM-Xの方が原音に忠実であるように感じました。
DM-Xのヘッドフォン/ライン出力端子はフィルターが全く掛かっていない音が出力される為、使用するには別途キャビネットエミュレーションやIRが必要となります。
OXは、音質が非常に良いキャビネットエミュレーションや内臓エフェクトが一台にパッケージされており、言うまでもなくトータルの完成度が高いですね♪
言い忘れてましたが、DM-Xは9段階で音量調整出来ますので、ライブでも自宅でも良い感じの音量が得られると思います。よりシビアに音量調整をしたい方には「M/B POWERHOUSE ATTENUATOR」もありかもしれませんね♪