今回はプレミアムギターズ店頭で販売しているラムズヘッド系のペダル3機種をご紹介いたします。
★ラムズヘッドとは?
1973年頃にElectro Harmonixから販売されたBIG MUFFがリニューアル、V2となったBIG MUFFの筐体右下にプリントされた女性の顔が子羊の顔みたいだと広まりその名称がつきました。
低域から高域までのバランス良く含まれつつ、ローミッドがしっかりと出ておりパワーコードやリフ、リードなど使い方を選ばないもの。
しかし、使用パーツが年代や個体によって異なり、一概に「これぞラムズヘッド!」と表せるのは難しいものとなっています。
だからこそ、それぞれの解釈や理想的なサウンドへの発展を楽しむことができます。
以下、3機種の特長と黒木の個人的な使用例になりますので、参考になれば幸いです。
●Electro Harmonix/Ram's Head Big Muff Pi
1973年の「ヴァイオレット」と呼ばれるラムズヘッドのリイシュー。
中音域が目立ち、低音は控えめで他の楽器帯に被らず、3機種の中だと一番倍音が豊かでシルキーなサウンド。
歪みをフルにしてリードを弾きたいペダルです。
●Mythos Pedals/Positron
ラムズヘッドの回路に基づいたペダル。
Toneの代わりに2EQのコントロール搭載、より細かなサウンドメイクが可能となっています。
LOUDスイッチをONにすると音量と中域が上がりラムズヘッドっぽいサウンドに。
3機種の中ではモダンなすっきりとした印象、あくまでラムズヘッドを再現したわけではなくモチーフの為、そのサウンドを求めている方には向いていないかもしれませんが、現代の音楽にも対応したファズをお求めの方にオススメ。
歪みを少し抑えめでバッキングとして弾くのに適しています。
●KarDiaN/C6H8O6 VITAMIN C
ラムズヘッドを基にヴィンテージならではのサウンドを扱いやすく作られたペダル。
こちらも2EQのコントロールを搭載、現代の音楽シーンにも合う音作りが可能。
3機種の中では低音が出ており、Trebleを少し高めに調整したらラムズヘッドっぽいサウンドに。
歪みと低音を強めにしてヘヴィに弾きたいペダルです。
他にもラムズヘッド系統のエフェクターはございますので、自分好みのペダルを探してみては。