Herbe&Chick
そう、少し前のブースター回でも紹介しましたね
覚えてますかね
「えるぶあんどちっく」
今回はえるぶあんどちっくの「GAZON」Distortion
これはそのまま「ガゾン」って読みます
いいですね、めちゃくちゃ歪みそうな字面、ガゾン
口に出して読みたい響きでもある、がぞん、がぞん、、、
ちなみにフランス語で「芝」という意味らしいです
緑だから芝なのか、芝だから緑なのか
卵が先か鶏が先かみたいな話になってきますね
ディストーションは波形がギザギザだから芝なのかも知れませんね
見た目はなかなかゴツイですが、3bandEQ+ハイゲイン/ローゲイン切り替えスイッチの使いやすいコントロールを持った正統派ディストーション
近年はアンプライクなペダルも多い中、あえてペダルライクなサウンドを狙って制作されたという本機種
ローゲインのモードはかなりオープンな鳴りで、しっかり歪んでいるのに分離感があって気持ちいい
ギターのボリュームへの追従性も〇
個人的にはGain 12時付近で手元のボリュームコントロールでクランチ~ディストーションを行き来する設定が刺さった…
これ好きですわ…
Gainをフルテンにしても破綻せず、キャラクターを保ったまま歪み量が増えていくイメージでウルトラ好印象
ハイゲインモードはキャラクターががらりと変わって、The(ジ)ディストーション!!という雰囲気
コンプ感がしっかりあって、サスティン伸びまくりです
ハイゲインと言うだけあって設定の浅いうちからかなり歪みます
とはいえフルテンにしてもこちらも破綻せずしっかり使える音
両モード共にスイートスポットがかなり広く取られていて、ある程度ピーキーな設定にしてもいい音がしちゃいます
困ったねこりゃ
この手のエフェクターはどちらかのモードに癖があったりして人やジャンルを選ぶものもありますが、GAZONは両モードとも癖が少なく扱いやすい印象を受けました
それでいて上質なサウンドなので多くの人を納得させる説得力がありますな
EQは12時を起点としてカットorブーストと言った具合でしょうか
まずはボリュームと歪み量を決定し、ギターやアンプの特性によって微調整するのが良きかと
このあたりも単純明快で使いやすく、極端な効き方もしないのでお気に入りのポイントがすぐに見つかります
エフェクターにおいてこの「わかりやすさ」というのは私としてはかなり重要だと考えていて
とてつもなく色々な音が出るものの少し設定を変えると劇的に音が変化してしまったり、好きな音を作るのに長い時間がかかってしまう、、、というストレスからの解放は大きなポイントだなあと
その分プレイや練習に集中出来ますからね
という訳でこのGAZON、実は初めてのエフェクターとしてもオヌヌメですので推していきたい所存。がぞん。