待つ6事年。。2018年後半のオーダー品が待望の入荷は、その期待を大きく上回る、現代のエース、マスタービルダーPaul Wallerの実力が遺憾なく発揮された一本に仕上がりました!
ルックスもさることながら、その高い完成度を持つCustom Stratocasterをご紹介します!
まず目に飛び込む優美な5Aキルトが印象的な一本ですが、実力も様々なコンセプトと共に完成しています。
ワイルドなロックギターの印象にベストマッチのラージヘッドを採用し、ブリッジピックアップには、Dimazio DP153ハムバッカーを搭載、アーミングプレイにも対応すべく、2Pointブリッジ&Sparzel Lockingペグで武装するなど、ステージ映えはもちろん、正にプレイヤーに向けた極上の美しさにモダンスペックが盛り込むことで最前線で即戦力となるギターに仕上がりました!
本機は2018年後半のオーダーから待つこと約4年余り(入荷までには更に日にちを要しましたが。。)で遂に完成を見た1本は、深みのあるCaribbian Blue TransとベストマッチのAAAAAキルトメイプルトップに厳選されたアッシュバックのボディ、スッと整った木目が美しいクォーターソウンメイプルネックとラージヘッドらしいラウンドラミネイトされたメイプル指板でオーダーしております。
このボディーカラーに併せた、ノーティント(焼けの無いナチュラルカラー)のサテン仕上げののネックコンビネーションは、正にコンポーネントスタイルで、手にした方の満足度を更に高みに昇華しています。
ブリッジにはClassic Player 2-Pointユニットを搭載する事で、滑らかでチューニングの狂いが少ない、アーミングと共に、ベントサドルによるクラシカルなサウンドはそのまま継承します。
ペグにもSperzelのロックタイプを採用することで弦交換の容易さと特有の柔らかめなテンション感が特にベンドやヴィブラートなどのフィンガリングを行う際のスムースさを獲得しています。
グリップはやや薄めで手に馴染むの1969 Uシェイプを採用。6105/Narrow Tallサイズフレットの採用や9.5インチ指板ラジアスはすでにスタンダードと言って良いほど広く支持を受けており、スムーズな演奏性を重視するプレイヤー目線に立った配慮がしっかりと組み込まれています。
Paulのお家芸とも言える丁寧で滑らかな仕上げの指板&フレットエッジの処理もギターの演奏性の高さをさらにもう1段階アップさせており、見た目にも流麗な印象でヘッドの先からボディエンドまで一分の隙も見当たりません!
もちろん22フレットのモダンスペックには、ヘッドトラスロッドスタイルを採用し、容易にネック調整を行えますので、様々なステージをこなす方にとっては、強い味方となる事でしょう。
そして特筆すべきは、HSSレイアウト。
搭載されるピックアップはFender Custom Shopを代表する職人、Josefina女史によるハンドワウンドのFat 50sシングルコイルが2基と、DiMarzio DP153F Fredをブリッジポジションにセレクトしました。
パワフル過ぎないヴィンテージフィールを持つこのFredとシングルコイルとのコンビネーションは、アーティストの方からの信頼も厚く、一度手にすれば、その絶妙にシングルとのバランスを取りながらも、ハムバッカーならではともいえる攻撃的なトーンまでを網羅するそのキャラクターの優位性をお分かりいただけるはずです。
スペックについてご説明しましたが、何よりもお伝えしたいのは、実はその完成度。
Paul Wallerとは、Mark Kendrickを師事しMaster Builderとなる前からのお付き合いで、彼がMaster Builderに昇格した際には、その発表の場に同席し、彼のMasterBuilder一本目のギターをオーダーすることが出来たほど。
それから10数年の経過の間にも、多くのアーティストへの作品を手掛ける彼の実力は、もはや周知の事実と思います。
本機も、手にすればお分かりいただける、そのプレイヤビリティーと、出音のバランスの良さには感動すら覚えます。
ピッキングアタックを繊細なまでに体現しながらも、無理なく弾き込めるその完成度は是非実機でご確認頂きたい一本です!
ヴィンテージスタイルは手にし、サウンドはFenderながらもよりコンテンポラリーなトーンを自分の物としたい方には、是非お選びいただきたい一本です!
Serial No. R132782
Weight≒3.58kg