今回は "James Tyler Japan" より、『Studio Elite HD-P』のご紹介です。
コチラはタイラーギターでは珍しい "パッシブ回路" を採用し、新カラーの "Transparent Fuchsia" をまとった当店オーダーモデルです。
ワイルドながらとてもキレイに整った "キルトメイプルトップ" がとても映えています… 実はこの極上のトップ材、別の当店スタッフが以前 "ギターファクトリー飛鳥" にて選定した木材なのです！💪この材を基に、私にも一本オーダーする権利を与えていただきました✨
カラーを決める際に「このとてもいい杢目になにかマッチングするカラーはないかな…」と結構悩んでいました。
元々ピンクのカラーが好きなのでタイラーに採用してみたいなと思っていたのですが、カラーラインナップにはないのでサンプルも含めて希望を出すにはどうしようかな…と。
難しいな～と色々なギターを見ていたとき、意外にも近くにその参考になるカラーがありました。
「 "ジムバースト" の真ん中の色が理想的なのでは…？！」
まさに灯台下暗し…理想のピンクカラーはタイラーギターの中にありました。
あの濃すぎず薄すぎず、存在感がありながらも目が痛くならない絶妙なカラーリングのピンクカラー…まさしく私が理想としていたカラーリングでした！👀✨
代理店の方にオーダー内容を出したときはカラー名は決まっていなかったのですが、納品された際にカラー名が判明し "Transparent Fuchsia（トランスペアレント・フクシア）" と名付けられていました。
"Fuchsia" は元々 USA製タイラー で先に採用されていたカラーリングで、主にShmear系カラーのティントペイント（上塗り）として採用されています。(Black Shmear with Fuchsia Tintなどで調べると出てきます)
カラー名の由来は中南米に咲く花で、フクシアで画像検索するとなんとも美しい花々が並んでおります…🌺✨
ティントカラーでは少し紫色っぽい色味ですがトランスカラーだと淡く美しいピンク色になり、どちらもフクシアの花の美しいカラーリングを再現した色味に仕上がっています👀
他にもヘッドロゴのカラーはシルバーを採用し、光の当たり具合によってはロゴが入っていないように見えてブランクのヘッドぽく見えるようにしたりと、細かな部分もこだわりを詰め込んでいます💪
そして肝心なPUには、フロント&センターにはシングルPUでは定番の "JTS5500"、リアにはタイラーの中ではハイパワータイプの "California Special" を採用しています。
クリアでレスポンスの良い "JTS5500" と ハイパワーの "California Special" のマッチングはまさしく絶妙に仕上がっていて、リアとセンターのハーフトーンではとても歯切れの良いサウンドを奏でます。
California Special は歪ませると分離感の良いジューシーなサウンドで、バッキングでもリードでも「これぞまさしくパワフルなタイラーサウンド！！」を味わうことができます！空間系とも相性のいいトーンを備えています👀
またミッドブーストを搭載しないパッシブモデルなので、PUそのもののポテンシャルを引き出したスペックに仕上がっています💪(あえてPUもスラントしていない仕様です！)
トップのキルトメイプル材の選定からカラーリングまで、特別な工程を経て完成した当店オーダーモデル！
杢目からカラーリングまで、ぜひ手に取ってじっくりと見ていただきたい一本です✨