今回は Paul Reed Smith より、『Santana Retro』のご紹介です。
こちらは自身の名を冠したバンド SANTANA の中心人物 "Carlos Santana(カルロス・サンタナ)" のシグネチャーモデルです。
実はサンタナ氏は PRS社 設立前から創業者の ポール・リード・スミス氏 と親交があり、これまでも何種類かの Santana モデルが作成されてきました。
そしてこちらのギターは、ポール氏が1980年代初期にカルロスのために製作したギターへのオマージュとして当時のスペックを採用し、細かな部分でいわゆる "レトロ" な要素を取り入れています👀
ボディから見ていくと、ウェスト部分を深目に絞ったボディシェイプや当時と同じ形状のヒールカットを採用するなど、ルックスだけでなくサウンドにも大きく関わってくる部分を採用していることがわかります👀
ちなみにカラーリングは塗りつぶしのブラックを採用していますが、ナチュラルバインディング部を見ると…実はPRSは塗りつぶしカラーにも豪華な杢目のメイプル材を使用しています!!
「シースルーカラーだったらどんな杢目だったんだろう」と思いつつ、バインディングだけチラリと見える豪華な杢目もさりげなくてカッコいいなぁ…と思います✨
ネックシェイプはやや太めでしっかりとした握り心地で鳴りを伝える、モデル名と同じ "Santana Retro" シェイプを採用しています。ヘッドの形状も Custom24 などでよく見るシェイプではなく当時のラテンな雰囲気が漂う形状のヘッドを取り入れています。
ちなみにスケールもヴィンテージ志向モデルで取り入れられる 24.594インチ を採用し、弦のテンション感もオールドな雰囲気になるように工夫されています👀
トータルで見ると、ネックだけでも弾いた際のフィーリングが当時になるべく近づくように仕上げられています💪
PUはサンタナ氏のサウンドの要でもある "Santana" PUを搭載しています。
PRS特有のモダンな雰囲気は少なく感じられ、リッチなトーンで暖かみがありながらもパワフルで扱いやすく、ハーフトーンでは絶妙なクリアさがあるのでどのポジションも極上なサウンドに仕上がっています!サンタナ氏のギターサウンドを聞いた方なら誰もが「これはあの往年のサンタナサウンド…!!」となること間違いナシです!👀✨
ちなみにシグネチャーPUですがヴィンテージ志向のギターが好きな方にもオススメなサウンドだと思います💪
当時のオリジナル要素に今のPRS社の最新技術をかけ合わせた、PRSの歴史を垣間見ることもできる一本!
サンタナ氏のファンだけでなく、「PRSの美しいルックスでオールドなサウンドが欲しい」といった方にもぜひ弾いていただきたい一本です✨