会場でも一際の存在感に私の心を鷲掴みにし、幸運にも獲得する事が出来た2025 NAMM SHOW出展品が待望の入荷です!
NAMM会場でももちろんでしたが、やはり店頭で手にしても、その高い製作技術と楽器の放つオーラに感服の一本です!
本機は、2025Winter NAMM SHOW会場にて行われた、Fender Custom Shop選定会にて、全世界のディラー達の入札を受けながらも、幸運にも獲得できた奇跡の一本です!
本機は、Apprentice Builtに位置するプロダクトで、現在のMaster Builder達も経験している、次期Master Builder候補となる”Ron Jessurun”によるStratocaster生誕70周年を記念したスペシャルなカスタム仕様のモダンストラトキャスターです。
Master Built同様に、製作者の技術がふんだんに詰め込まれた一本からは、Ron Jessurunの高い技術とセンスを窺い知る事が出来る、正にこれからの彼に期待せざるを得ない完成度を誇ります。
まず私がノックアウトしたのは、そのルックス。
トップコートが激しく焼けた様子が表現されたSuper Aged Olympic Whiteフィニッシュのボディは、エルボーコンターから露出するホワイトのアンダーコートと焼けたトップコートのグラデーションを見事なまでに再現しており、まるでヴィンテージムックから飛び出してきたかのような見事な質感と風格を持ち、正にホワイトローズの60sストラトキャスターの教科書と言える様な仕上がりです。
しかしながら?楽器としてのスペックにおいては、実は随所にプレイヤースペックを織り込まれており、ストリングガイド無しのスタッガードペグにBi-Flexヘッドアジャストを持つ22フレットを採用。更にネックジョイント部はプレイアビリティーを上げる為の大胆なヒールカットまでが施されています。
更には、ボディのコンターも50sスタイルを踏襲する様に、60sスタイルよりも、深くカットすることでより身体にフィットする設計となっている上に、出荷時からストラップピンにはロックタイプを装備。
ブリッジもレリック加工でヴィンテージスタイルに見えますがナローピッチのRSDユニットを搭載するなど、そのルックスとは相反する?かの様な、コンテンポラリースペックをさりげなく採用している点を見ても、Fenderの長きに亘る歴史と培われたノウハウの全てが詰め込まれているかの様です。
搭載されるピックアップはJosefinaによるハンドワウンド69ST(Neck)、Fat 50's(Middle)、Texas Special(Bridge)と、各ポジションの特性併せたパワーとサウンドバランスを持ち、Master BuilderであるGreg Fesslerも古くからこのコンビネーションを好む、太鼓判的なセレクトを各ポジションに搭載、全てのポジションでそれぞれ「使える」と言えるレイアウトとなっています!
さらにコントロールにはブレンダーも装備しており、ネックPUとブリッジPUのミックスや3ポジションの同時出力も可能!
歴戦の強者の風貌にして細やかなトーンの構築が可能な設計は、新進ビルダーとしての意欲をふんだんに感じる点とも言えるでしょう。
Master Builderへの登竜門とも言えるMaster Builder Apprentice作品!
すでに確かな実力を備えつつ未来への更なる大きな飛躍を期待させる、新進気鋭若手ビルダーの力作をぜひお確かめください!!
Serial No. 17500
Weight≒3.39kg