プレミアムベース大阪 小村 拓摩 のレビュー
プレミアムベース大阪、小村です。

いやいや、急に夏過ぎるって!!たまらず家のエアコン入れたわ!!

6月いっぱいは扇風機で乗り切るつもりでしたが…無念です(泣)
まぁ部屋の冷やしすぎに注意しつつ過ごします。
あ、店はええ具合に冷やしてますんで、涼みつつベースとか機材DIGりに来てくださいね!

さて、外も暑いですが、アツいモンが入ってきました。
はい、フラクタルの最新モデル「VP4」です。
Axe-FX IIIやFM3/FM9のエフェクト部分だけを切り取って筐体に収め「マルチエフェクター」としての一面に特化したモデルがコチラです。
収録されるエフェクターは歪み、空間系/モジュレーション、コンプ/EQを筆頭に大量に収録。
しかも何れも偉大なレガシーモデルのキャラクターをプロファイリングしています。
(電源入れてちょっと触って驚きましたが…「マジで」AMPとCABとIRが無いだけでした。)

そんな大量に収録されたエフェクターから、1プリセット内に4つ好きなものをチョイスして設置可能。
そしてプリセット数は104個です。
このプリセットはどれも瞬時に切り替え可能です。その切替の様子、動画で用意しました。

まぁコレだけ見たら普通のマルチやんってなるでしょ。
ここで強いところがあるんですが…コイツ、Axe-FX IIIやFM3/FM9と同じように「Scene」の概念もあります。
これはプリセットの中で、各エフェクターの切り替えを瞬時に出来るという機能。
「複数のエフェクターを1発でON」とか「①のエフェクターはCH.A、②③はCH.B、④はCH.C」みたいなことも出来ます。
(プログラマブルスイッチャーみたいなイメージを想像してもらえると分かりやすいんかな?)
この様子も動画にしました。

そしてもう一つ…プリセット内のエフェクター毎のON/OFFに加えて「チャンネル」という概念があるんです。
1エフェクターに4つ用意されているので、例えば…「DRIVE」ブロックを並べておいて「Aに激歪みOD」「Bに弱歪みOD」「Cにファズ」「Dに聴いてわからんくらいの歪み=実質ブースター」という風に仕込んで、それを切り替えることも出来ちゃうんです。
コレも様子を動画にしました。

------

え?なに?「とっくに発売しとったやんけ」って?「何がアツいねん?」って???


商品名をよ~~~く見てごらん?
見えるでしょう?燦然と輝く“for BASS”の文字が。

去年末の国内上陸から約半年…遂に!待望の!!“for BASS”が出ました!!!

------

いやね。やっぱ俺もFM3使てるからコレは気になっとったんよ。
ただ…値段以外になかなか踏み切れなかったのが「“for BASS”じゃね~んよな~」ってとこ。
本国サイトを見ていても一向に別売トーンパックがリリースされる気配も無し…。
自分で作ったらええやんって話なんですけど、FM3でやった結果、露頭に迷いに迷ったからね(汗)

その行く末が気になりつつ、興味はIbanezの最新モデルへ向かっていき、先月のMNGへと繋がるんですが…
満を持して“for BASS”出たよ!やったね!

しかも監修したのは…皆さんお馴染み、川崎哲平さんです!!!
ご自身もFM3 for BASSから導入→あらゆる現場で活用されているユーザーさん。
やはりVP4も発売から早速導入→各現場でパラメーターを調整しながら音色を作ってこられたそうです。
そうして出来上がった24プリセット=96シーンを最初からインストールしたのが、こちらの「for BASS」という訳です。

ご自身が実際に使っているプリセットに加えて、名手/名曲をイメージしたプリセットや定番プリアンプを再現したプリセットも完備。更にはアクティブベースのオンボードプリの質感を再現したものも内蔵!
これだけでも十分嬉しいのですが…各エフェクターをベースで使い易いように川崎さん自らセッティングしたものもあるんです!

ここでちょっとだけ文を戻りますが、これらの音は「各現場でパラメーターを調整しながら」作られています。ということは…「買ったらすぐ使える」ということです!
ホントスゴイ事ですよね。プロ直々に作った音が皆使えるって。

触りながら、数あるプリセットで一番グッと来たのは「Classic 21 Preamp」。
「っぽい」っていうより「そのもの」と言っても過言では無い音はもちろんですが…
「あの質感をこれとこれで…歪みの感じは…なるほど、そういうことですか!」とFM3ユーザーとしても気付きを得られましたね~。
(僕がFM3の「AMPブロック/TUBE PRE」を使ってやろうとした事の答えがそこにありました。)

------

いや~、これホント良いアイテムです。
性能云々もなんですけど、フットスイッチは全部傾斜が付けられてて踏みやすいし、フットスイッチとノブの距離が近いからなのか、VP4は「ノブ兼ボタン」じゃなくて「ノブはノブ、ボタンはボタン」ときっちり分けられてたり、電源ON~起動まで11秒とか。
こういう製品としての「目線」も嬉しいですよね。

いざ使うとして、アナログアンプと組み合わせて「純粋にマルチエフェクターとして使う」っていうのはもちろんなんですが…
「結構こういう使い方もアリじゃね?」って思ったのが、Axe-FX IIIやFM3との併用。(FM9は…さすがに単品でイケるよw)

Axe-FX III/FM3を「アンプ」と捉えて内部プリセットをセットしといて(「AMP」と「CAB」or「IR」を置く+空間系をポストFXとして置く)、足元のエフェクターの役割はVP4に一任して~みたいな。
「プリセットガチガチに作り過ぎてCPUが足らん!」っていうFM3ユーザーさんにはこういう手もありじゃないかな~って思います。
…通称「OMG9」を作るよりは高くなるけどな(笑)

あとは「FCシリーズはデカすぎ!でも他社のMIDIコンじゃスイッチが足らん!」っていうAxe-FXユーザーにもありかな?
…これも高くなるけどな(笑)
っていうパターンもアリですし、Axe-FXを「本番用」として、VP4を「持ち出し用」にするとしても良い1台だと思います。



コレを書くにあたってザーッと触った程度ですのでまだまだ使いこなせてはいませんが(汗)、一緒に音出して「楽しいね~!」「コレ凄いね~!」って出来る程度には操作感掴みました。
一緒に色々試して感動を分かち合いたい逸品です!
気になる方は是非「コムちゃんアレ弾かして~!」ってくらいお気軽にどうぞ(笑)








おかしいなぁ~コムベース2で今年はもうお終いにするつもりやったのになぁ~…
アカンアカン(笑)
我慢我慢(笑)
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小村 拓摩

小村 拓摩

プレミアムベース大阪

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プレミアムベース大阪、小村です。

いやいや、急に夏過ぎるって!!たまらず家のエアコン入れたわ!!

6月いっぱいは扇風機で乗り切るつもりでしたが…無念です(泣)
まぁ部屋の冷やしすぎに注意しつつ過ごします。
あ、店はええ具合に冷やしてますんで、涼みつつベースとか機材DIGりに来てくださいね!

さて、外も暑いですが、アツいモンが入ってきました。
はい、フラクタルの最新モデル「VP4」です。
Axe-FX IIIやFM3/FM9のエフェクト部分だけを切り取って筐体に収め「マルチエフェクター」としての一面に特化したモデルがコチラです。
収録されるエフェクターは歪み、空間系/モジュレーション、コンプ/EQを筆頭に大量に収録。
しかも何れも偉大なレガシーモデルのキャラクターをプロファイリングしています。
(電源入れてちょっと触って驚きましたが…「マジで」AMPとCABとIRが無いだけでした。)

そんな大量に収録されたエフェクターから、1プリセット内に4つ好きなものをチョイスして設置可能。
そしてプリセット数は104個です。
このプリセットはどれも瞬時に切り替え可能です。その切替の様子、動画で用意しました。

まぁコレだけ見たら普通のマルチやんってなるでしょ。
ここで強いところがあるんですが…コイツ、Axe-FX IIIやFM3/FM9と同じように「Scene」の概念もあります。
これはプリセットの中で、各エフェクターの切り替えを瞬時に出来るという機能。
「複数のエフェクターを1発でON」とか「①のエフェクターはCH.A、②③はCH.B、④はCH.C」みたいなことも出来ます。
(プログラマブルスイッチャーみたいなイメージを想像してもらえると分かりやすいんかな?)
この様子も動画にしました。

そしてもう一つ…プリセット内のエフェクター毎のON/OFFに加えて「チャンネル」という概念があるんです。
1エフェクターに4つ用意されているので、例えば…「DRIVE」ブロックを並べておいて「Aに激歪みOD」「Bに弱歪みOD」「Cにファズ」「Dに聴いてわからんくらいの歪み=実質ブースター」という風に仕込んで、それを切り替えることも出来ちゃうんです。
コレも様子を動画にしました。

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え?なに?「とっくに発売しとったやんけ」って?「何がアツいねん?」って???


商品名をよ~~~く見てごらん?
見えるでしょう?燦然と輝く“for BASS”の文字が。

去年末の国内上陸から約半年…遂に!待望の!!“for BASS”が出ました!!!

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いやね。やっぱ俺もFM3使てるからコレは気になっとったんよ。
ただ…値段以外になかなか踏み切れなかったのが「“for BASS”じゃね~んよな~」ってとこ。
本国サイトを見ていても一向に別売トーンパックがリリースされる気配も無し…。
自分で作ったらええやんって話なんですけど、FM3でやった結果、露頭に迷いに迷ったからね(汗)

その行く末が気になりつつ、興味はIbanezの最新モデルへ向かっていき、先月のMNGへと繋がるんですが…
満を持して“for BASS”出たよ!やったね!

しかも監修したのは…皆さんお馴染み、川崎哲平さんです!!!
ご自身もFM3 for BASSから導入→あらゆる現場で活用されているユーザーさん。
やはりVP4も発売から早速導入→各現場でパラメーターを調整しながら音色を作ってこられたそうです。
そうして出来上がった24プリセット=96シーンを最初からインストールしたのが、こちらの「for BASS」という訳です。

ご自身が実際に使っているプリセットに加えて、名手/名曲をイメージしたプリセットや定番プリアンプを再現したプリセットも完備。更にはアクティブベースのオンボードプリの質感を再現したものも内蔵!
これだけでも十分嬉しいのですが…各エフェクターをベースで使い易いように川崎さん自らセッティングしたものもあるんです!

ここでちょっとだけ文を戻りますが、これらの音は「各現場でパラメーターを調整しながら」作られています。ということは…「買ったらすぐ使える」ということです!
ホントスゴイ事ですよね。プロ直々に作った音が皆使えるって。

触りながら、数あるプリセットで一番グッと来たのは「Classic 21 Preamp」。
「っぽい」っていうより「そのもの」と言っても過言では無い音はもちろんですが…
「あの質感をこれとこれで…歪みの感じは…なるほど、そういうことですか!」とFM3ユーザーとしても気付きを得られましたね~。
(僕がFM3の「AMPブロック/TUBE PRE」を使ってやろうとした事の答えがそこにありました。)

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いや~、これホント良いアイテムです。
性能云々もなんですけど、フットスイッチは全部傾斜が付けられてて踏みやすいし、フットスイッチとノブの距離が近いからなのか、VP4は「ノブ兼ボタン」じゃなくて「ノブはノブ、ボタンはボタン」ときっちり分けられてたり、電源ON~起動まで11秒とか。
こういう製品としての「目線」も嬉しいですよね。

いざ使うとして、アナログアンプと組み合わせて「純粋にマルチエフェクターとして使う」っていうのはもちろんなんですが…
「結構こういう使い方もアリじゃね?」って思ったのが、Axe-FX IIIやFM3との併用。(FM9は…さすがに単品でイケるよw)

Axe-FX III/FM3を「アンプ」と捉えて内部プリセットをセットしといて(「AMP」と「CAB」or「IR」を置く+空間系をポストFXとして置く)、足元のエフェクターの役割はVP4に一任して~みたいな。
「プリセットガチガチに作り過ぎてCPUが足らん!」っていうFM3ユーザーさんにはこういう手もありじゃないかな~って思います。
…通称「OMG9」を作るよりは高くなるけどな(笑)

あとは「FCシリーズはデカすぎ!でも他社のMIDIコンじゃスイッチが足らん!」っていうAxe-FXユーザーにもありかな?
…これも高くなるけどな(笑)
っていうパターンもアリですし、Axe-FXを「本番用」として、VP4を「持ち出し用」にするとしても良い1台だと思います。



コレを書くにあたってザーッと触った程度ですのでまだまだ使いこなせてはいませんが(汗)、一緒に音出して「楽しいね~!」「コレ凄いね~!」って出来る程度には操作感掴みました。
一緒に色々試して感動を分かち合いたい逸品です!
気になる方は是非「コムちゃんアレ弾かして~!」ってくらいお気軽にどうぞ(笑)








おかしいなぁ~コムベース2で今年はもうお終いにするつもりやったのになぁ~…
アカンアカン(笑)
我慢我慢(笑)

プレミアムベース大阪 小村 拓摩 のレビュー 2025/06/18

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