ギターズステーション 鈴木 健太郎 のレビュー
エレキギター史にひとつの銘器として軌跡を残しながら今もなお腕利きミュージシャン達に愛されるGibson SGをご紹介します!

1950年代を彩ったLes Paulを継承?する形で、時代に併せて登場したとも言えるSG。
1961年に販売が開始されたSGモデルは、当初はデザインチェンジされたLes Paulモデルとして誕生しましたが、その後、Gibson社とLes Paul氏の契約が終了となった後、正式に「SG」がモデル名として採用されることになります。
(本機はモデルネームとして61を冠する事から、トラスロッドカバーにLes Paulの文字が残されていますが、スペックについては後ほど。。)
今でこそ?Gibsonを代表するフラッグシップ機と言えるLes Paulも、当時はその生産方法や音楽性なども含め、ダブルカッタウェイによるプレイアビリティーやアームユニットの搭載等、新機軸としてSGにうつり変わっていたのは時代の流れとして見ることが出来ますが、その中でも、先にLes Paul Jrや、Special等がダブルカッタウェイを先駆けて販売していた中で、左右非対称のホーン形状や、ボディー左右においても異なるカットが行われるなどからも、SGへのGibsonの木工加工の技術の高さを示していた事や、拘りを窺い知ることが出来ます。

このスタイルだからこそ得られたサウンドは、その時代で他ならぬ輝きを見せ、今なをその実力は輝きを失うことはありません。

本機は、61年名となりますが、実際には61年当初の発売時にはサイドウエイバイブローラー、その後もマイナーチェンジを繰り返しながらも、基本スペックとしては70年まではビブラートユニットの搭載がスタンダードな仕様となりますが、60年代中期にはプレイヤーからの要望として、このモデルと同様のストップテールピース構造に改造されたSGが見受けられる様になります。その仕様を体現したとも言えるのが、現在のこのコアモデルとして登場する1961 Les Paul SG Standard Reissue Stop Bar。
オリジナル認識としてはカスタムオーダー扱いとも言われるこのスペックを、今も昔も時代に求められた仕様として今の形として残すGibson Custom Shopの拘りも、この様なところが垣間見ることが出来ます。
もちろん一世を風靡したとも言える、1964スペックとして、Maestro Vibrola搭載モデルをプロダクトに名を連ねる事からも、そのリスペクトを知る事が出来ますね。

Vibrolaならでは、独特のテンション感と、その構造からなる広がりを持つサウンドも勿論魅力的ではありますが、このストップテールピース構造が産み出す、剛性感あるトーンも唯一無二。
マホガニー単板ボディーにハムバッカーを搭載したこのSGスタイルだからこそ得らるサウンドは、今のロック史に残る名演でそのサウンドを耳にすることが出来るはずです。

本機は、3.03Kgと軽量なパッケージに、フラットソンのマホガニーボディーを持つ事で、プラグインすれば、ボディーを揺らすのに優れた特性を持っている事を直感的に感じさせます。
ボディーバランスも良く構えた時のバランスも秀逸なのもオススメです。
Murphy Labによる、オープンに感じるサウンドに比べて、このVOSフィニッシュが施される事で、よりタイトでふとみのトーンと独特の明るめのアタック、そしてドライブサウンドにおいての粘りとも感じる様なコンプ感は、このモデルだからこそ得らる魅惑のトーンとも言え、ボトルネック等でのプレイにおいても、その実力は遺憾なく発揮される事でしょう!

正にGibsonが産み出した、魅惑のSGサウンド!SGスタイルだからこそ得られるサウンドは、実は貴方が探し求めたトーンかもしれません!
是非その実力を本機でご確認下さい!

Serial No. 501931
Weight≒3.03kg
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鈴木 健太郎

鈴木 健太郎

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エレキギター史にひとつの銘器として軌跡を残しながら今もなお腕利きミュージシャン達に愛されるGibson SGをご紹介します!

1950年代を彩ったLes Paulを継承?する形で、時代に併せて登場したとも言えるSG。
1961年に販売が開始されたSGモデルは、当初はデザインチェンジされたLes Paulモデルとして誕生しましたが、その後、Gibson社とLes Paul氏の契約が終了となった後、正式に「SG」がモデル名として採用されることになります。
(本機はモデルネームとして61を冠する事から、トラスロッドカバーにLes Paulの文字が残されていますが、スペックについては後ほど。。)
今でこそ?Gibsonを代表するフラッグシップ機と言えるLes Paulも、当時はその生産方法や音楽性なども含め、ダブルカッタウェイによるプレイアビリティーやアームユニットの搭載等、新機軸としてSGにうつり変わっていたのは時代の流れとして見ることが出来ますが、その中でも、先にLes Paul Jrや、Special等がダブルカッタウェイを先駆けて販売していた中で、左右非対称のホーン形状や、ボディー左右においても異なるカットが行われるなどからも、SGへのGibsonの木工加工の技術の高さを示していた事や、拘りを窺い知ることが出来ます。

このスタイルだからこそ得られたサウンドは、その時代で他ならぬ輝きを見せ、今なをその実力は輝きを失うことはありません。

本機は、61年名となりますが、実際には61年当初の発売時にはサイドウエイバイブローラー、その後もマイナーチェンジを繰り返しながらも、基本スペックとしては70年まではビブラートユニットの搭載がスタンダードな仕様となりますが、60年代中期にはプレイヤーからの要望として、このモデルと同様のストップテールピース構造に改造されたSGが見受けられる様になります。その仕様を体現したとも言えるのが、現在のこのコアモデルとして登場する1961 Les Paul SG Standard Reissue Stop Bar。
オリジナル認識としてはカスタムオーダー扱いとも言われるこのスペックを、今も昔も時代に求められた仕様として今の形として残すGibson Custom Shopの拘りも、この様なところが垣間見ることが出来ます。
もちろん一世を風靡したとも言える、1964スペックとして、Maestro Vibrola搭載モデルをプロダクトに名を連ねる事からも、そのリスペクトを知る事が出来ますね。

Vibrolaならでは、独特のテンション感と、その構造からなる広がりを持つサウンドも勿論魅力的ではありますが、このストップテールピース構造が産み出す、剛性感あるトーンも唯一無二。
マホガニー単板ボディーにハムバッカーを搭載したこのSGスタイルだからこそ得らるサウンドは、今のロック史に残る名演でそのサウンドを耳にすることが出来るはずです。

本機は、3.03Kgと軽量なパッケージに、フラットソンのマホガニーボディーを持つ事で、プラグインすれば、ボディーを揺らすのに優れた特性を持っている事を直感的に感じさせます。
ボディーバランスも良く構えた時のバランスも秀逸なのもオススメです。
Murphy Labによる、オープンに感じるサウンドに比べて、このVOSフィニッシュが施される事で、よりタイトでふとみのトーンと独特の明るめのアタック、そしてドライブサウンドにおいての粘りとも感じる様なコンプ感は、このモデルだからこそ得らる魅惑のトーンとも言え、ボトルネック等でのプレイにおいても、その実力は遺憾なく発揮される事でしょう!

正にGibsonが産み出した、魅惑のSGサウンド!SGスタイルだからこそ得られるサウンドは、実は貴方が探し求めたトーンかもしれません!
是非その実力を本機でご確認下さい!

Serial No. 501931
Weight≒3.03kg

ギターズステーション 鈴木 健太郎 のレビュー 2025/07/19

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