どんどん行きますよ、tsakalis audioworks
前回tsakalisはギリシャ語でジャッカルを意味すると書きましたが、創設者の名前もtsakalisだそうです
こちらのROOM#40は、もう一目瞭然
Marshall系です、見るからに
真ん中の19/22スイッチでPLEXIモードとJMP&JCM800モードを切り替える感じですね
コントロールは少し特殊で、19モード(Plexiモード)の際には
VOL IがTrebleチャンネルボリューム、VOL IIがNormalチャンネルボリュームに対応しており、それぞれをミックスさせることが出来ます
実際のPlexiアンプでチャンネルリンクした時の様な、あの感じです
サウンドも実にPlexiライク、パキッとしたPlexiMarshallらしい音
Plexi系のエフェクターだとGAINとTONEとVOLUMEで音を作るものが多いですが、こちらは実際のアンプのようにチャンネルミックスの具合で音を作れるのがかなり良き
22モード(JMP&JCM800モード)の際はVOL Iが所謂通常のアンプボリューム、VOL IIが低域の豊かさをコントロールするBodyとなります
こちらはよりシンプルなコントロールにはなりますが、低域をコントロールできるおかげでかなり重心の低いどっしりとしたサウンドまでカバーできる便利機能付きチャンネル
両チャンネル共通のEQも実にアンプ的で、エフェクターをいじるというよりアンプをいじる感じに近いです本当に
個人的にはPlexiモードはクリーン~クランチくらいで、JMP&JCM800モードはVOLをガッツリ上げてゲイン高めで使うと気持ちよかったですね
フラットのジャズコーラスに繋いで試しましたが、しっかりMarshallサウンドになってくれます
これだけだと出来の良いMarshallペダルなのですが、面白いのはここから
個人的にコイツのキモだと思っているVariacノブ
内部電圧を7.5V~21Vで調整できるやつです
電圧がどうのこうのというと難しく感じますが簡単に説明すると
12時の位置を基本に7.5V側(左側)に回すとより「エフェクターライク」なサウンドに、21V側(右側)に回すとより「アンプライク」なサウンドになります
ROOM#40はアンプのインプットに繋いでも、パワーアンプに直接(リターン接続など)繋いでも良い設計になっているので、あらかたEQとVOLUMEで音を決めた後、このVariacノブとPresenceEQで微調整するとかなりいい感じです
あ、ブーストも付いてますよ
ブーストのレベルはペダルの裏(写真参照)から裏蓋を外さずにアクセス可能
この小さな気遣いが嬉しいです
内部トリムをいじるのにいちいちネジをすべて外して・・・ってやるの、結構手間なんですよね
ドライブペダルとして普通に使うもよし、プリアンプペダルとして使うもよし
好みのMarshall系ペダルを探し求めている方への一つのアンサーになる一台です