~ Murphy Lab ~
カスタムショップ内に誕生したMurphy Lab(マーフィー・ラボ)は、ナッシュヴィルのギブソン・カスタムショップ内に新設されたラボで、科学的検証に基づく最新の技術を駆使して、ギターのエイジング(ヴィンテージ・ギターの経時変化した外観と弾き心地を再現する処理)を専門に行います。
ギブソン・カスタムショップの立ち上げ時のメンバーであり、ヒストリック・コレクション開発のプロジェクト・リーダーとして尽力したトム・マーフィーは、その後新品のギターにヴィンテージのルックスとフィーリングをもたらすエイジングというテクニックで活躍してきました。トムのヴィンテージ・ギターへの情熱と深い知識に裏打ちされた技術によって、ギブソン・ギターの自然なラッカーのクラック、演奏による摩耗を見事に再現しています。
トム・マーフィーとギブソンは、経時変化によりウェザーチェックと呼ばれるクラックを生じさせる、1950年代、1960年代のニトロセルロースラッカーを科学的に解析し、その変化のプロセスをひも解き、あらゆるモデルのプロトタイプによるテストを重ねて、ヴィンテージ同様のナチュラル・ウェザーチェックを再現するラッカー・プロセスを開発しました。
マーフィー・ラボは、トム・マーフィーがギブソン・カスタムショップのチームを率いて、プロトタイプをもとに、あらゆるボディシェイプ、フィニッシュ、エイジング・レベルの検証を始めたことから、その構想が生まれました。その結果、これまでにないリアリティとこだわりを追求したエイジングを行うために、ギブソン・カスタムショップ内に設立されました。
トム・マーフィーの存在と、その芸術的な作品の数々は、ギブソンの歴史の中で重要な役割を果たし、今もそしてこれからもマーフィー・ラボとして永遠に引き継がれていきます。
本機は4段階で設けられたエイジングレベルの2番目となる「Light Aged」が施された1957 Les Paul Gold Topです。本格派のミュージシャンに愛されるゴールドトップ、背面はディープで奥深い色合いのDark Backが採用されております。
Light Agedは軽度の凹みや塗装剥がれ等のダメージ、リアルな塗装の色艶とウェザーチェックを表現。指板エッジにはロールド加工が施され、優れたグリップ感がプレイヤーの皆様にはさらに嬉しい仕上げとなっております。
基本的なスペックは最新のHistoric Specを採用。アンポッテッドのCustombucker Alnico IIIピックアップやアップデートされたアッセンブリ、True Historicパーツが引き続き装備されております。またこちらの57Les Paul Gold Topはフレットワイヤーに時代考証を顧みたJESCAR製のナロータイプを採用。59Les Paul等と演奏時のフィーリングが異なる点が表現されているのも非常にユニークなポイントです。
原点に回帰することでさらなる進化を続けるGibson Custom Shopの最新型の入荷です。Custom Shop製ならではの素晴らしいトーン、Murphy Labが生み出す迫力満点のエイジングをぜひご堪能下さい!
Serial No. 7 4656
Weight≒4.00kg
専用エイジドブラウンケース、Murphy Lab認定証 等付属
Body Wood: 2-Piece Plain Maple Top & 1-Piece Lightweight Mahogany
Neck: Solid Mahogany with Long Neck Tenon / 50s Rounded Medium C-Shape
Fingerboard: Indian Rosewood
Frets: Historic Gibson Narrow/Tall 22Frets
Pickups: Custombucker Alnico III (Unpotted)
Controls: 2 volume 、2 tone 、3-way switch
Bridge / Tailpiece: ABR-1 non wire/ Lightweight Tailpiece w/Long Stud
Tuners: Kluson Single Line, Single Ring
Hard ware color: Nickel, Murphy Lab Heavy Aged