現在ではGibson(ギブソン)の姉妹ブランドとしておなじみのEpiphone(エピフォン)ですが、1950年代後半のギブソン社による買収以前は、特にアーチトップの分野においてギブソンのライバルとして躍動していた歴史あるブランドであります。ギブソン買収以降は、アーチトップ/ホローボディに加えソリッドボディモデルの生産も始まり、世界中のギターファンに愛される魅力的なモデルが多数誕生しました。
こちらは、1962年の登場以来、現在でも多くのミュージシャンに愛され続けるエピフォンブランドを代表するセミアコースティックギター『Riviera(リヴィエラ)』。オプションカラーのチェリーカラーがいいですね。
【ボディ】
全体重量は約3.5kg。ボディ材はギブソンのES-335TD同様にメイプルのセミホロー構造。B-7ビグスビートレモロユニットの装着跡やスイッチまわりの補修、打痕部分のタッチアップ等を経て、全体的にオーバースプレーを施しています。チェリーカラーは褪色が進み、全体的なウェザーチェックとともに渋いルックスに仕上がっております。ピックアップカバーはネック(フロント)側がニッケルメッキ、ブリッジ(リア)側がクロームメッキとなっております。ブリッジはリイシューのABR-1に交換済み。その他フロントボリュームPOT、アウトプットジャック、ピックガードの『e』マーク、ストラップピンが交換済みです。
【ネック】
ネック材はマホガニー。フィンガーボード材はローズウッド。ヘッドまわりのキズや、全体的なウェザーチェック、打痕等がみられ、ボディ同様雰囲気の良いコンディションとなります。シリアルナンバーの下には新品当時のセカンド表記「2」がみられ、コレクター心をくすぐります。5弦および3弦用のチューナーのツマミに少々の曲がり、巻き具合の固さに若干のバラつきはみれますが、しっかりと機能しています。フレットはいちど交換済み、それほど減りもみられずプレイアビリティは良好です。ナット幅38.9mmのナローピッチ。比較的がっしりとしたネックシェイプが特徴です。
【電装系】
コントロールはオーソドックスな【3wayピックアップセレクター/2ボリューム/2トーン】。ピックアップはエピフォンギター用に開発され、セミアコースティックギターとは特に相性の良いミニハムバッカーを2基装備。ブリッジ(リア)トーンノブおよびトグルスイッチは交換済みとなりますが、その他コントロール系のパーツは当時のコンディションをキープしております。ギブソンPAF系のサウンドを継承するような、芳醇でパリッとした心地よいドライヴトーンが魅力です。
付属品:ノンオリジナルハードケース
Weight:3.5kg
Body Material(Top/Rim/Back):Laminate Maple 1 piece/Laminate Maple/Laminate Maple 1 piece, 16-1/4inch
Neck Material/Scale length:Mahogany 1 piece/624mm(24-3/4inch)
Bridge/Tail:Gibson ABR-1, chrome(replaced)/Epiphone Trapeze Frequensator Tailpiece, chrome
Fingerboard/Fret Marker/Radius:Rosewood w/Single piy binding/Pearloid Parallelogram/254.0mm(10inch)
Nut Width/Fret Size(Width):38.9mm/2.8mm(replaced),22 Fret
Neck Thickness(1F/7F/12F):21.6mm/24.1mm/25.1mm
Pickup(Neck/Bridge):Gibson PU-120 Stickered Numbered Mini Humbucker, Nickel/Chrome Cover(6.85kΩ/6.6kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
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