Quad Cortexはコンパクトでパワフルなフロア型モデラーです。2GHzのクロック周波数を誇るクアッドコアSHARC(R)アーキテクチャーを採用し絶大なプロセッシングパワーが制限のないサウンドデザインの可能性を生み出します。
お気に入りのリグ(アンプ、キャビネット、歪など)のサウンドをキャプチャーし、簡単に共有することが可能で、 独自のAIテクノロジーを搭載したQuadCortexは、あらゆる物理アンプ、オーバードライブ、キャビネットの音響特性を前例のない精度で学習し再現します。
他とは異なり、洗練されたニューラルネットワーク・アルゴリズムはより高い精度で音を認識し、人間の知覚に合わせて自然なサウンドを再現します。本物に引けを取らない性能のQuad Cortexは、これまでにない精度と自然なダイナミックレスポンスで、様々な機材の最先端のエミュレーションを数多く搭載しています。
指先で簡単にコントロールが可能な7インチのマルチタッチ・ディスプレイを最大限に活用したパラメトリックEQは、直感的に楽しみながらサウンドをコントロールでき、ブロックをドラッグ&ドロップで順番やルーティングを数秒で変更し、入力と出力の設定を直感的にコントロールできます。
【特徴】
Cabsim:1000以上の完璧にキャプチャーされたインパルスレスポンスを備えたQuad Cortexは、地球上で最も多くのIRコレクションを提供するハードウェアの1つです。実際にスタジオでスピーカーをマイキングするようにマイクを自在にセッティングできるバーチャルマイクを備えており、この種の製品では唯一の製品です。サードパーティ製のIRも非常に簡単にロード可能です。
モード切替:機能のコントロールとフットスイッチのカスタマイズをフレキシブルに行うSTOMP MODE、 SCENE MODE、 PRESET MODEの3つのモードを搭載。
STOMP MODE:STOMPモードはプリセット上に組んだリグの個別のブロック(アンプやエフェクター)をフットスイッチにアサインし、オン/オフを行います。アナログのペダルボードを操作するイメージです。
SCENE MODE:SCENEモードはプリセット上に組んだリグの複数のブロック(アンプやエフェクター)を同時にフットスイッチでオン/オフを行ったり、それぞれのブロックのパラメーターを8パターン( A~H)記録することができます。
PRESET MODE:PRESETモードでは8つのプリセットをフットスイッチ上に表示させ、素早くプリセットを切り替えることが可能です。全く異なった8つのリグを切り替えて使用する為のモードです。
Neural Capture (TM):独自のステンレススチール製のエンコーダー+フットスイッチ、2GHzクアッドコアSHARC(R)アーキテクチャー、WiFiモジュールを搭載。ワイヤレスでプリセット共有、クラウドへのバックアップ、ファームウェアアップデートが可能。Quad CortexはCirrusLogicコーデックを採用し、超低レイテンシーのUSBオーディオ伝送が行える高精度なオーディオインターフェイスとしても使用可能。
Neural CNS:Quad Cortexは他のデバイスとシームレスに繋がります。Neural CNS Mobileを使って、クラウド上で無限のプリセットを探索し、共有しましょう。お使いのデバイスに同期し、Quad Cortexの内蔵WiFiモジュールを使用すると、すべてのプリセットがワイヤレスで送信されます。Cortex Desktop Controllerを使用すると、フロアユニットをリアルタイムで制御できるだけでなく、Neural CNSに直接アクセスして、Cortexユーザコミュニティとプリセットを探索、共有、ダウンロードすることができます。
【各入出力端子】
・2つのコンボインプット(INPUT 1 / INPUT 2):マイクプリアンプを搭載しており、TS、TRS、XLRの入力を受けることができます。また入力のインピーダンスの調整、レベルのコントロール、ファンタムパワーの供給が可能です。
・2つのエフェクトループ(SEND 1 / RETURN 1) (SEND 2/ RETURN 2):モノラルもしくはステレオの外部エフェクトを接続可能です。またRETURNとSEND端子は入出力としても使用可能です。
・2つの1/4″アウトプットジャック(OUT 3/OUT 4):バランスドのモノラルアウトプットです。
・2つのXLRアウトプット(OUT 1/ OUT 2):モノラルのXLRバランスドアウトプットです。
・ヘッドフォンアウト:ヘッドフォンを接続します。
・MIDI In, Out / Thru:MIDIメッセージの送受信を行います。外部からMIDIを受けることにより、QUAD CORTEXのプリセットの切り替えやパラメーターのコントロールが可能です。また外部の機器をQuad Cortexでコントロールすることが可能です。
・2つのエクスプレッションペダルインプット(EXP 1 / EXP 2):エクスプレッションペダルを接続することで、ワウやピッチシフターなどのコントロールが可能です。
・USB:超低レイテンシーのオーディオ送受信、ファームウェアのアップデート、MIDIの送受信などが可能です。