プレミアムベース小村です。
イタリアからユニークなアンプが届きました。
こちらは2020年創業の新興ブランド"GR Bass"が手掛ける1台。
当ブランドというと、カーボンファイバーを用いた"世界最軽量"とも言える程に軽いキャビネットを手掛けていることで知られていまして、ここ日本でも徐々に浸透しているブランド。
カーボンということで軽いのはもちろん、剛性にも優れる為にポコポコとした箱鳴りがしないのもご好評の秘訣かと思います。
こういったポイントともう一つ、当ブランドが理念として掲げているのが"ピュアな音"。
本体の特性をスポイルすることなく素直にアウトプットする…ベースアンプを選ぶにあたってポイントにされる方も多いですよね。
そんな理念を掲げるGRだからこそという1台がこちら…なんとゲインとボリュームしか付いていません。その名も…"Pure Bass"。
鳴らしてみると…いやぁ、名前の通り。
色付けがないというか…やりようが無いのでピュアなのは当然として(笑)、800Wというパワーはステージ上でも全く不足を感じさせないですね~。
というモデル。コレが一番真価を発揮するのが…
プリアンプやマルチ、ガッチリ組んだシステムのモニター用パワーアンプとして使う場合。
特に最近は足元でご自身の音を作り込んでいる方も多いですし、フラクタルを筆頭にデジタルプロセッサー系もベースでは普及が進んできて「この作った音をそのまんまステージでモニターしたい」という方がほとんどではないかと思います。
しかし…ベース用パワーアンプなんてほぼ皆無。選択肢があるとしても…ギターでお馴染みFryetteくらい。
そんな中で登場したのが当機…理念とニーズが合致した瞬間ですね。
ガチシステムに組み合わせるのももちろんですが…背面にDC9Vアウトが付いているので、お持ちのストンプ型プリアンプと組み合わせれば簡単に800Wの小型ヘッドアンプに早変わり。
「足元はサンズしか置いとらん!」という方にも是非、試してみて欲しい1台です。
(常設フロント差しよりも一層素直に作った音がモニタリング出来るんで、かなり印象変わりますよ~)
という感じで個人的にもガチで欲しい1台でございます…。
ちなみに…先発の"One 800"でもPUREスイッチで似たようなこと出来ますよ。