ロンドンを拠点に活動するイギリスのインディペンデント・レコード・レーベル、Ninja TuneとErica Synthsがタッグを組み、カスタム・ダブ・ディレイ・エフェクト・ユニット「Zen Delay」を制作しました。
※日本語取扱説明書に関しては、現在メーカーで作成中となります。
特徴
コントロール : delay time, feedback, delay mod (5 presets), tap button, dry/wet, bypass switch, filter cutoff, resonance, drive, input level, filter mode
入力 :
ステレオ入力 : 2x スタンダード・ジャック
MIDI 入力 : スタンダード MIDI ソケット
CV 入力 : standard jack
出力 :
ステレオ出力: 2 x スタンダード・ジャック
ディレイタイム : 1-5000ms with 1/8...x8 ビートモード内でのクロック/タップレート
ベルリンで開催された音楽ハードウェアのトレードショー「Superbooth」に参加したことをきっかけに、Coldcut の Matt Black と長年の友人である Dr Walker (Liquid Sky artist collective / Air Liquide)は、カスタムハードウェア・エフェクトユニットの刺激的な可能性を思い描きました。その結果、電子音楽レーベルとのコラボレーションによる初のハードウェア・エフェクト・ユニット「Zen Delay」が誕生しました。
デジタルとアナログの世界のベストを結集した Zen Delay は、BPM に同期したステレオ・ディレイ・ラインで、ダブや実験的なローファイ・エフェクトのための極端なフィードバック・レンジと、マルチモード 24dB シンセ・フィルターとバルブ・オーバードライブを組み合わせています。
Erica Synths によって作成・製造されたこのユニットは、Erica Synths のシグネチャーであるベークライト・ノブと、アナログの暖かみを増すためのバルブ回路を備えたメタル・ケースに収められています。各機能には物理的なノブが付いており、マニュアルを読み込んだり、小さな画面でメニューをスクロールしたりしなくても操作することができます。
DJやプロデューサーとの密接なコラボレーションにより開発された Zen Delay は、ライブやスタジオでの使用を念頭に置いて独自に開発されたもので、様々なパフォーマンスの状況や音楽スタイル、楽器に適しています。ほとんどのディレイ・デバイスはギタリストのための「ストンプ・ボックス」として設計されていますが、このデバイスはエレクトロニック・ミュージックのプロデューサー、アーティスト、DJ の手にも同様にパワフルで、ドラム・マシン、ループ、ボーカル、シンセ、サンプル、その他あらゆるソースにユニークで温かみのあるパワフルなサウンド・キャラクターを加えることができます。フル・トラックやライブ・ステレオ・ミックスでさえも、アナログとデジタル回路の組み合わせにより、iPad のパフォーマンスに新たな息吹を吹き込み、伝統的なデジタル・シンセやドラム・マシンに大きな刺激を与えることができます。