今回は前回紹介したSRシリーズをリリースしているIbanezから、時代に合わせた進化で評判の高い「BTBシリーズ」を紹介します。

BTBシリーズでまず特徴的なのが多弦ベースを主軸にラインナップしているので、lowB弦のテンションを稼ぐためにスケールは通常より1インチ長い35インチスケールが標準で更にはマルチスケールまで採用し、低音を鳴らしきるための大き目なボディに振動をネックにも余すことなく伝えサステインの向上にも貢献するスルーネック構造により、正に多弦ベースの為に開発されたモデルであり、Ibanezの技術力の高さを堪能できます。

またBTBのモデルすべてに採用されているのが各弦が独立しているブリッジ。この効果は絶大で弦同士の振動でお互いを干渉することがないので音の粒立ちとクリアさは格別です。多弦ベースの宿命になるのが木材やパーツがどうしても多くなり音が曇りがちになるのですが、この独立ブリッジによりその問題を見事解決し通常ラインナップにもある7弦モデルでもその真価をしっかりと感じられます。

そして冒頭に言ったBTBの時代に合わせた進化はここ数年目を見張るものがあります。

まずは上記のBTBの仕様を標準にしている温かみあるナチュラルフィニッシュにラインナップは5弦から先程ふれた7弦モデルまであるBTB700番台。
「ただメタル・ミュージックのために」をコンセプトにBTBでは珍しくボディはラミネイトされておらず、エボニーに代わる合成材のエボノール指板により非常にタイトなサウンドを獲得したBTB625EX。
ボディトップ材にブビンガやカーリーメイプル、ネックにはパープルハートを使用しゴールドパーツによる高級感あふれる最上位機種のBTB Premium。
Workshopシリーズではボディ面積が更に広がったシングルカッタウェイ仕様のBTB860。37~35インチのマルチスケールが採用されたBTB605~800はヘヴィミュージックへのIbanezの答えかのようなモデル。「軽いタッチで旋律を奏でやすく」をコンセプトにした通称veloは33インチによる演奏性の高さでソロイストに向いたモデルになっています。

BTBの世界、かなり奥が深いですね♪

今回はIbanezから「BTBシリーズの」ご紹介でした!

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