はじめまして、プレミアムギターズの黒木と申します。
今回ご紹介したいのは個人的にも使用しているファズ・エフェクター、
EarthQuaker DevicesのHizumitas Fuzz Sustainarです。
2頭のジャッカロープが描かれたHizumitas。
世界で活躍している日本のロックバンド「Boris」のギタリストWataさんが長年愛用されているペダルを忠実に再現するために、共同開発で生まれたファズペダルです。
再現元となったものはELKのBig Muff Sustainar。
Big Muff PIのトライアングル期のコピーモデルとして販売された日本製のマフ系ファズペダルですが、個体差がかなりあり、Wataさんが所有されている個体は他の個体と比べエッジが目立ち中低音がかなり出るもので、Hizumitasの開発秘話にWataさんの愛機をEarthQuaker Devicesの本社があるオハイオ州アクロンまで送っていただいてその特徴が判明したという話があります。
Hizumitasのサウンドはヴィンテージのマフ系ファズ特有の荒々しく毛羽だった歪みで轟音の様に太く音量も大きく、SUSTAINノブを絞り切ってもまあまあな歪み量があります。
本体のコントロールはスムーズに可変しTONEの効きもハッキリと出て、ピッキングニュアンスもしっかりと反映してくれるので、9～12時ほどに設定していただければ太いディストーションとして、絞り切ってクランチサウンドとしても使用できる優れたエフェクターです。
私、黒木はSUSTAINノブを全開時にした時の音圧と倍音のふくよかなサウンドが好みで、BOSS GT-1000のセンドリターンに繋げてトレブルを少し下げたJC-120のPreampに通しハムバッカーのフロントピックアップでリードを弾く時に使用しています！
中低音域が分厚く出ており、ギター以外にもベースやシンセベースで低音の効いたファズをお求めの方にいかがでしょうか。