Fender Custom Shopは、これまでNAMM SHOW会場で展示されていたコレクションの選定会を行っていましたが、近年は出店していない為、販売ディーラー向けにオンラインでの選定会が年に数回行われております。
こちらのギターは2023年春のイベント時に出展されていたモデルとなります。一本のギターに対して国内外の販売店が入札し、数日後に抽選が行われて獲得するというシステムのオンライン選定会です。出展品は各1本のみの生産が基本ですので、当選しなければその個体は入荷しません。
結果・・・出展品の獲得はなりませんでした。
ですが、モデルによっては同仕様でオーダーする事が可能となる為、こちらの一本が当店に入荷したわけです。
ルックスも見ての通り、年月を経て劣化したかのようなカラーのフェイド、何層にも渡って削れながら色ヤケしていく過程を感じられる仕上がりは圧巻です。サウンドにおいても、グロス(艶有)・フィニッシュのギターと比較して圧倒的な生鳴りに驚く事でしょう!!
Fender Custom ShopのRelic仕上げは、エレキギターなのに何故かアコースティックのように生鳴りだけで購入したくなるほどだと思います。この経験は触って頂ければ感じて頂けるはずです。
サウンドもアルダー/ローズらしい伸びのある太いサウンドですが、ブレンダーコントロールにより芯のあるミックストーンを扱える万能なサウンドメイクが可能です。ネック&ブリッジのミックスサウンドは疑似的にテレキャスサウンドを出力できるわけですが、ドライブ時にサウンドが引っ込まないのもリード/リズムどちらのサウンドにも適した素晴らしい音色です。