当店でのFender Custo Shop製品のお取り扱いは主にMaster Builderの作品がメインとなりますが、通常のCustom Buildモデルでもスタッフが「コレは!」と思ったモデルはオーダーしています。
今回ご紹介するPostmodern Stratocasterは、ヴィンテージとモダーンフィールの融合の元に、ニトロセルロースラッカー塗装のJourneyman Relic仕上げのヴィンテージライクな風合いに21フレットでエンドアジャストと、ヴィンテージフルなスペックながら、ヒールカットされたネックジョイント部やコンパウンドラジアス等、プレイヤビリティーの面では、ストレスフリーと言えるスペックも採用された正にプレイヤースペックの一本!
細かい所では、最初からロックピンの装備やブレンダーコントロール等、現代に使用するスペックを詰め込みながら、ヴィンテージスペックとしては特定の年代には縛られない、Fenderらしいトラディショナルな部分と本格的なプレイヤーの方には嬉しいモダンなスペックが上手く融合されている点に惹かれてオーダーしてみました。
実際に弾いてみると、弾き易さのツボは押さえられているのですがFenderらしいオーガニックでちょっと暴れるワイルドな質感の鳴りがしっかりとあり、本機は1音1音が明るくはじけるように飛び出すまさにメイプルネックストラトサウンドが心地良い1本です。
ストラトとしてはどちらかと言えば肉厚気味のネックグリップの恩恵か、パリッと気持ち良いブライトさに安心感のあるローミッドもしっかりと付いてきてくれて弾き易いですよ。やっぱりFenderはFenderと納得させるサウンドを弾き出しています。
最後にちょっとマニアックな部分ですが、付属のトラベラー(本来は工場でスペックを確認するためのシート)を見比べていたところローズウッド指板モデルとメイプル指板モデルではヘッドの厚みが僅かに違う仕様になっていました。(ローズ指板モデル: .540inch / メイプル指板モデル: .575inch)
ヴィンテージでも個体ごとの違いや年代ごとの傾向はあるようですが、Postmodernというモダンなコンセプトを取り入れたシリーズでもこの辺りを表現しているのも芸が細かいですね。
ルックスはトラディショなるでも、演奏性は妥協したくない貴方の為に産まれてきたと言えるPostmodernStratoの実力を是非店頭でお試し下さい!
今回同時入荷した商品もありますので、そちらも是非!