デジタルの強みはそのまま、心に残る最高峰の音の響き。
LX-705の後継モデルとして新しく登場したLX-5。Roland 電子ピアノの最高峰クラスのハイスタンダードモデルです。
LX-705の見た目と多機能さのを維持しながらも、ピアノの中から持っている力を最大に改良された様な、迫力がありながら上品さのある音色が最大の魅力です。ピアノ・リアリティ・モデリング音源と言う最新技術からなる音源。非常に透き通った音で、伸びの良い響き。雑味のない低音から高音までバランスの良い音質です。キャビネットと譜面台の裏にあるスピーカーのより、グランドピアノの様な広がる音響体験が出来ます。旧モデルは足元にもスピーカーがあり、汚れやすいのが難点でしたが、新モデルは下部スピーカーを鍵盤下に搭載。汚れの心配がありません。
Roland のボタンの使いやすさはそのままで、今回はオシャレに液晶ボタンになってます。音量ボタンはクリック感が加えられたので、勢いよく回してボリュームが大き過ぎた、と言うのも防げます。蓋のスムーズさも改良、ボタンを隠すように途中で止まると言うのはなくなりました。
鍵盤は今までと同様のPHA-50ハイブリッド鍵盤を使用してますが、打鍵音の静かさが改良されていると感じました。Roland のしっくりくる弾きごたえはもちろんそのまま、鍵盤の表面は旧モデルよりもツヤがあり、より電子ピアノ感がない鍵盤になった気がします。今まで通りにキータッチ100レベルで変えられます。
LX-5は背の高いキャビネットタイプですが、横から見ると実はスリム。なんとメーカー10年保証が付くので、アップライトの代用として長年連れ添う事ができる、しかもミドルクラスのお値段でこのクオリティは最高のコスパ力です。
多機能さでポップスやジャスにも強いRolandですが、新LXシリーズはよりクラシック中心の音質を高めました。音、響き、鍵盤、デザイン全ての表現力をバランスよく備えた待望のモデルです。