プレミアムベース大阪、小村です。
気付いてしまいました、発汗以外で夏っぽいこと何もしてねぇ…。
こりゃイカンということで、夏歌を聴くようにしてます。
ちょっと前だと「夏はポップパンクとレゲエロックでしょ」みたいな感じでしたが…こう思ったタイミングって懐メロをディグる良い機会なので…。
ブライアン・アダムスとかワム!のアレ、ホントに心地いいですね。
さて、引き続き(勝手に)夏のカスタムショップ強化期間!
前述したところですので、Summer of…に掛けていきたいところですが、1968年式のJBです。
まず、このモデルが発表されたとき「えらいピンポイントなところ突いたな~」と驚いたのを思い出します。
仕様も後述しますが…激レアも激レアですんで、ぶっちゃけ今も疑問です(汗)
まぁこういうスポットライトの当て方もカスタムショップらしいところでしょう(笑)
60年代後半ということで、色んな変化があった年代。
フェンダー社としてもCBSに買収された後ですし、70年代スペックに向かっていく頃ということで、新仕様も色々登場したタイミング。
ちょうど時代の間っていう1本です。
仕様も「過渡期」を体現する形なのですが、ボディはアルダー、色はこれ以前にもオプションとして設定されていたキャンディアップル・レッド。ちなみにこの色、車でも大人気。
メーカーによっては純正色に設定されていましたし、ホットロッドやローライダーといったカーカルチャーに於いても重要な色です。
ネックのティントも特徴的で、ヘッドトップは黄色味がしっかり付いていますが、グリップ部と指板面はメイプルの木地色が活きる、クリアに近いような質感です。
こちらはスリムなグリップシェイプのメイプルネックと貼りメイプル指板。黒セル&黒ブロックも良く映えますね。
ちなみにこの年からクローバー型ツマミのFキー(順巻きペグ)、1本溝サドルのブリッジや「CBSロゴ」も登場し始めるのですが…こちらは逆巻きペグ、スパイラル・サドルで「トランジション・ロゴ」です。
とことんまで「過渡期」っすね~。
こういう仕様なので「音はどうなん?」っていうのはぶっちゃけありました…。
ところがどうだ、アルダー特有の山でデカく鳴る中域、メイプル指板由来のパリッとしたアタック感が上手く調和して響く様子はシンプルに感動しました。
ジャーニーマンレリックなんでいい塩梅の引き締まり感も魅力的。
こないだ紹介したヘヴィレリックの61JBもそうですけど、フェンダーはラインナップ問わず、こういうユニークスペックもきちんと「音」に纏めるのが本当に上手い…それがフェンダーたる所以だろうな~と改めて認識しました。
ちなみにこの子と同仕様/色違いがベーコレにいます。白もカッコイイな~。
色んな目線で見てもレアな1本。是非、チェックしてみて下さい。