今回は、Squierの中でも一味違うモデルがラインナップしているParanormalシリーズより、『Paranormal Esquire Deluxe』をご紹介!
1つのみのピックアップが特徴の EsquireをTelecaster Deluxeのスタイルに仕上げた1本。
Esquireは、Fenderが1949年に発売し、テレキャスターの原型となったモデルで、1つのブリッジピックアップに1ボリューム、1トーン、3ウェイのトーンセレクターが特徴です。
Telecaster Deluxeは、1972年に発売されたモデルで、2つのハムバッカーピックアップに2ボリューム、2トーン、3ウェイのピックアップセレクターの他、ラージヘッドに大きなピックガードが特徴です。テレキャスターの進化版ですね。
この EsquireをTelecaster Deluxeのスタイルにしてしまうなんて、時代を超えてヒーローが一挙に集うワクワク感があります。
さて、オススメポイントは、3ウェイのロータリースイッチ!
王道スタイルのギターにはあまり搭載されないスイッチがあるだけでもワクワクしますが、実用的でもあります。
このロータリースイッチ(4枚目画像)は、左からシングルコイル、ハムバッカー、ハムバッカー(ボリューム&トーンバイパス)という仕様なので、1ピックアップながらも多彩なトーンを生み出せます。
特に3つ目のポジションは、ボリュームとトーンの「バイパス」つまり、ピックアップで拾った弦振動の信号がギター側のボリュームとトーンを通らず、直接アンプへ入力されるので、ハムバッカーの艶感、パワー感を保ちつつ、よりクリアでギラりとしたサウンドになります。
トーンを通さないブリッジポジションのハムバッカーサウンドを求める方には、ピッタリでしょう。
しっかりと歪ませてパワーコードを弾いたり、ここぞと目立たせたいリードフレーズを弾くなんていうのもいいですね!
実際に手にして弾いてみると、細身で握りやすい「Cシェイプ」のネック、コード弾きやチョーキングに適した9.5Rの指板アールで演奏性が高い印象です。
また、ロータリースイッチはトグルスイッチと異なり、ピッキング中に手とぶつかってしまい、ポジションが変わってしまう心配もありません。
初めての1本を選びたい方も他の人と違うギターを持ちたい方も、是非お見逃しなく!