その卓越した技術と知識から、惜しまれつつも現在はFenderから籍を離れてしまった、大変貴重なRon Thornの作品が委託中古品として入荷いたしました!
アッシュ材の木目が見えるほど激薄フィニッシュのキャンディアップルレッド&ダブルバインディングの風格溢れるEarly 67 Custom Telecasterの極上中古のご紹介です。
本機は2018年にMaster Builderとして迎えられたばかりにも関わらず、早くも最上位であることを示す「Principal」の称号を獲得。
その後はCustom Shopのディレクターも務めたRon Thornによる会心の作品です。
Ronはその後残念ながらFenderを退社しておりますので彼の作品のファンの方には見逃せない1本となっております。
本機はNorman's Rare Guitarsのコレクションブックに掲載されている1967年製Custom Telecaster(3CS)にインスパイアされて製作された一本。本来はヘッドロゴにトランジションロゴが採用される遍歴の67年式モデルですが、前述の掲載機では「ファクトリーに残っていたCutom Telecasterのスパゲッティロゴを使用した」とされており、そのマニアックな仕様を再現しています。また、年式・遍歴通りにロゴの上にクリアーをフィニッシュせず、ヘッド表にそのまま貼り重ねられた仕様にしたとまで、Ron Thornのインスタグラムで紹介されています。
ボディーにはアッシュが選ばれ、クラッキング・チェッキングやデントなどにより程よい風合いを与えられたJourneyman Relic仕様となります。
塗装が厚くなりがちなメタリックカラーですがアッシュの木目が分かるほどの極薄塗装に仕上げられている事で、オープンで乾いたニュアンスのテリートーンが弦をハジいた瞬間に放たれます。
更に、ネックにはAAAグレードのバーズアイメイプルが、指板にはラウンド貼りのローズウッドが選ばれており、その高級感溢れる見た目もさることながら、ただカラッとしている鳴りではなくローミッドの濃密さも付加されており、楽器の奥底から湧き出る様なスイートな倍音を併せ持った極上トーンが弾き手を楽しませてくれます。
月並みな表現にはなりますが「しっかりと木材が鳴っている」という嬉しい安心感を与えてくれる楽器です。これは名匠Ron Thornが手掛けた楽器ならではの魅力ですね。本機を手にしていただければ必ず成程と頷いて頂けるでしょう。
とても大事に弾かれてきた様子が窺えるグッドコンディションで、フレット減りのような使用感も無く安心してお使いいただける中古品です。
ルックスも最高ですがとにかく楽器本体の鳴りが素晴らしい逸品です!
奇跡とも言える一本を、是非お早めにご検討下さい!!
Serial No. R104243
Date : 10/21/2021
Weight≒3.36kg