今回は高い完成度に定評のある国産ブランド "Momose" より『Modern Virtuoso series MC1-MV/R』のご紹介です。
コチラはトラディショナルなSTスタイルのオリジナルモデル "MC" を基にした、モモセの中でフラッグシップラインとして展開している "Modern Virtuoso series" の一本です。
(ちなみに通常はマッチングヘッド仕様で、ナチュラルカラーはイケベ楽器のオリジナルオーダーモデルになります)
シリーズ名に含まれている "Virtuoso" とは "名演奏家、音楽の名人・名手" という意味で、シリーズのモットーに 『全ての演奏家が名手と成り得る現代の音楽シーンにフィットするエレキギター・エレキベースを展開する』 を掲げています。
モモセは通常のラインナップでも独自にブラッシュアップされているのでかなりプレイアビリティが高いですが、"Modern Virtuoso series" はさらに現代的なアップデートを取り入れてより現代のプレイヤーに重宝される仕様を備えています👀
元々のMCモデルも ネックプレートの落とし込み処理、ネックジョイント付近のコンター加工、指板と同素材のウッドバインディング、広くとられた1弦側のボディホーン を採用していますが、そこにさらにアップデートを加えています。
まずは "柾目メイプルネック" の採用。
柾目ネックを使用することで剛性も上がりネックの反りに強くなるので、プレイ環境に左右されにくくなっています。
モモセの特徴でもあるウッドバインディングと合わさるとより造りの良さを感じることができてつい見入ってしまいます…👀
続いては "SSH PUレイアウト" 。現代のジャンルにも対応できるようパワーのあるハムバッカーPUをリアに配置し、普段は一点モノの Premiumシリーズ などで採用されているブランド "Mojotone" を使用しています。
フロント&センターのシングルコイル "Classic Strat" は立ち上がりが速くクセのない音色で、クリーン~オーバードライブまで透明感のあるクリアなサウンドなので空間系との相性もいい感触です。
リアの "Classic Hot" はヴィンテージ志向をカスタムしたスペックなだけあってモダンなタッチ感で、ロー感をしっかり持ちながらコチラも速い立ち上がりで扱いやすくシングルコイルとの相性もバツグンです!
またリア&センターのハーフではリアPUが内側コイルのみONになり、ポジションでボリューム差が出ないように配線されていて、トータルで見ると本当に相性のいいPU構成に仕上がっています💪
最後は "ハイグレード・コンポーネント(パーツ)" の搭載。
ブリッジには "Gotoh 510T-FE1" を採用し、2点支持トレモロユニットなのでアーミングの可動幅が広くプレイアビリティの高い一品です。また高硬度の合金素材(クロムモリブデン鋼)を使用しているので2点支持部の耐摩耗性も備えています。
そしてペグにはロック式の "Hipshot Grip-Lock" を採用しています。オープン仕様なのがカッコいいですね…✨
国産ギターでは珍しいですが、このペグは "James Tyler" で使用されていることも有名で、モモセと同じくディバイザーの "飛鳥ファクトリー" で作られている日本製の "James Tyler" にも同様にこのペグが採用されています。
スタガード仕様でポストの高さが各弦それぞれ異なっているので、適切なテンションでナットに負荷をかけにくくチューニングの安定性も優れています。
このようなパーツの採用点からも、やはり長年の職人達の経験が随所に反映されていると感じ取ることができます👀
職人達のアイディアやミュージシャン達の要望を取り入れ、細部までノウハウが詰められた一本!
まさしく "現代の名演奏家" 向けに仕上げられたフラッグシップと呼ぶにふさわしいモデルです✨