今回は Fender Custom Shop より、『1955 Stratocaster Closet Classic w/ NOS Hardware』のご紹介です。
こちらも続けて、先日紹介した2モデルと同じくカリフォルニア州コロナにある フェンダー・ファクトリー へ訪問した際にオーダーした、当店特注モデルの一本です。
この圧倒的な存在感…!! カラー名は "シャルトリューズ・スパークル" と呼ばれ、ハーブや薬草を原料にしたフランスのリキュールの名前がつけられています🍸
ほんの少し緑がかっているので、通常のゴールドカラーよりも少しリッチで色気のある雰囲気を漂わせています。さすが元のお酒が "リキュールの女王" と呼ばれるだけありますね👀
そして新品なルックスのまま少しだけヴィンテージ感を出したかったので、仕上げには クローゼットクラシック を採用しています。
…のですが、こちらの一本はパッと見だとあまり目立たないのですが、斜めから見ると細かなクラックがラメにも負けないくらい満遍なく広がっています…!! これだけ細かいクラックですと、使用感というよりはクラックミラーのような模様のレベルです…スパークルカラーと相まってかなり豪華なルックスです👀✨
ちなみにハードウェア類は NOS仕上げ で新品同様のため、トータルでよりキレイさが目立つルックスに仕上がっています👀
そして1955年仕様を基にしているので、木材は アッシュボディ に、 1ピースメイプルネック を使用しています。ネックの目の取り方は他のオーダーモデルと同じく、鳴りを重視して "プレーンソーン(板目) " を採用しています。
さらにこの個体は重量が 約3.35キロ と軽いので、豊かな生鳴りに木材のトーンによるヌケ感をしっかり感じるサウンドに仕上がっています!👀
50年代のネックシェイプは厚みがあって太さを感じるものが多いですが、こちらはカスタムショップでもトップレベルの薄さとスリムさを持つ "60 Style Oval C シェイプ" を採用しています👀
フレットも幅が広くてモダンな弾きやすさがある ミディアムジャンボフレット、ネックフィニッシュは滑りの良い スライト・サテン・フィニッシュ で最高レベルのプレイアビリティに仕上げています。複雑なコードもハイフレットの早弾きももってこいです💪
そしてPUには、"Hand-Wound '50s Strat Single-Coil" を採用しています。
パワー控えめといえどピッキングにしっかり反応し、かつドライなトーンは「これぞまさしく50年代のストラト…!」と感じられるトーンです。オーソドックスで使いやすい音色かつ、クリーンではスッキリした張りのあるクリアなサウンド、オーバードライブではバイト感すら感じるブルージーなサウンドを奏でます💪
こちらもコントロールは、それぞれのトーンポットで異なるコンデンサを使用した 1ボリューム2トーン を採用しています。特にトーンを絞ればキレイにハイが落ちるので、トーンを絞ればファットカスタムのような中域のヌケをメインとしたサウンドメイキングも可能です💪
1955年仕様にカラーとスペック変更を大幅に加えた、いわゆる "カスタムストラト" として仕上がった一本!
絶妙なカラーリングからプレイアビリティまで、精魂込めてこだわり抜いたオーダーモデルです✨